「声楽家先生は休日もプロだねぇ」「リサイタルが近くてさあ…」　妻の無茶な設定に何でものっかる夫を描いた漫画がじわじわくる

　妻の発言に何でもノッてくれる夫を描いた漫画がTwitterに投稿され、「楽しそう」「素敵過ぎます!!」といった反応が集まっています。

　漫画の作者は、コミックエッセイやイラストを手掛けるこいし（@4comapic）さん。

　ある朝、眠い目をこすりながら「おはよ〜」と寝室からリビングにやってきた夫さん。まだ眠気が取れていないようで、大きなあくびをしながらソファに腰掛けます。するとそのまま夫さんは「はーああああああぁ ああぁぁ ッハーン」とあくびからの突然の発声練習を披露。

　これを聞いたこいしさんは、「朝から発声練習？ 声楽家先生は休日もプロだねぇ…」と話しかけます。すると夫さんは「そうなんよ… リサイタルが近くてさあ…」と返答。さすがプロは違う……と思いきや、実は夫さんの職業は声楽家ではなく、いたって普通のサラリーマン。そう、これはボケにボケで返す2人のボケの応酬だったのです。

　多少無茶な設定でも、振るとだいたい乗っかってくれるという夫さん。ダジャレを言う夫さんに「職業ラッパーが出てしもうとるて」とボケると、「あ〜〜いいリリックを思いつくと口走ってしまうクセ ほんと良くないよな〜」という返事が。野球の試合をテレビで見ながら白熱しているところに「やっぱり色々気になる？ 元野球選手としては…」とボケると、「どうしても一般人とは見る目線が違ってくるよね…」と即座に設定にノッた答えが返ってきます。こんなやりとりがあると毎日が楽しそう……！

　「受け入れる男」という言葉と共に投稿されたこの漫画からは、夫さんのノリの良さややさしさ、そしてこいしさんと夫さんの仲の良さが伝わってきます。

　投稿には、「ステキ夫婦すぎる」「咄嗟に返しが出来るのは頭の回転がはやいんでしょうね」といった賞賛のコメントのほか、「縮れていらっしゃる謎の毛が落ちてた時に『これ父ちゃんのじゃない？』って振ってみたら『こんなとこにあったのか、探してたんだよ〜!!』って返されて、結婚してよかったなと思った」と同じくノリの良い夫を持つ人からのエピソードが集まりました。

　こいしさんは、Twitterの他、Instagramやブログ「今日は何描く？」で家族の日常を描いた漫画作品を公開しています。

画像提供：こいしさん（@4comapic）