元野良の老猫と、飼い主の女性の絆を描いた心あたたまる漫画がTwitterに投稿され、その優しい世界が話題となっています。

“ずっとひとりだったから、ひとりきりの最期も悪くないのう”……屋外で倒れて最期の時を迎えようとしている野良の老猫。目の前が暗くなり……ふと目を覚ますと、そこは動物病院。


どうやら若い女性が助けて連れてきてくれたようです。さらにユウコと名乗った女性は、老猫に「ヨル」という名前を付け、一緒に暮らすことに。

“もうすぐお迎えが来るこんな老猫を拾うなんて変わった子じゃなぁ”とおもいつつ、毎日帰宅するとヨルに向かって会社の愚痴や、ケーキが売り切れていたと愚痴をこぼす騒がしいユウコちゃんとの暮らしは、悪いものではなかったようです。


お年頃ということもあり、熱心に婚活をするも連敗を続けるユウコちゃんは、「私はいつまでも1人なのかな」と不安を吐露します。その姿を見たヨルは「生きてるうちはみんなひとりぼっち、だけど誰か1人でも大切にしたい人がいたら、それだけで上等なもんじゃ」と心で語り掛け、ユウコちゃんに寄り添います。



そんな生活が続いたある日、ユウコちゃんに彼氏ができ、幸せそうな姿にヨルも少しほっとした顔を見せます。そして彼氏が家に遊びに来たのですが……彼は猫が苦手ということが分かってしまいました。ヨルはその様子を見てある決意をし、家を出てしまいます。

なぜヨルは家を出たのか、それからどうなったのか、そしてヨルがいなくなったことに気付いたユウコちゃんは……。“ひとりぼっち”同士だった1人と1匹が、ともに暮らすことで得た絆の深さやあたたかさやを感じることができる結末は、ぜひ漫画でご覧ください。
この投稿には「めっちゃ泣きました」「全部読み終わる前からもう涙腺崩壊しました」「この作品を読んでより一層強く生きようと活力が湧きました!!」などの感動を伝えるコメントや、自身の猫に重ねて涙したというコメントが寄せられていました。
作者の伊達しのぶさんは、Twitter(@date_shinobu)やpixivで創作漫画を公開しています。
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