東洋製罐グループは、組立式ダンボールテント「DAN DAN DOME」の一般販売を開始すると発表しました。2021年秋ごろからの見込みです。

「DAN DAN DOME」昼間

組立式ダンボールテント「DAN DAN DOME」

「DAN DAN DOME」夜間

 「DAN DAN DOME」はドーム形状をしたテント。幅、奥行き、高さともに3メートルを超える大きなものですが、組み立て前は乗用車に積めるサイズになるよう設計されています。また、組み立てにはダンボールのみで接合する機構が採用されており、ネジやくぎを一切使いません。無地のダンボールのため、絵を描いたりシールを貼ったりして楽しむこともできます。

 ラインアップは3種類。STANDARDタイプは、屋外で使用できます。独自のラミネート技術を使用していて、雨にも十分耐えるようになっています。使用した際のコンディションにもよりますが、ていねいに解体すれば再組み立ても可能です。

「DAN DAN DOME」スタンダード

屋外で使えます

「DAN DAN DOME」スタンダート室内

 LITEタイプは、体育館などの屋内での使用を想定しています。

「DAN DAN DOME」ライト

屋内で使用するタイプ

「DAN DAN DOME」ライト室内

 ARTタイプは、STANDARDをベースとしたホワイトモデルです。インナールーフにより表面の突起がほぼなくなります。ドーム内でのプロジェクタ投影が可能で、プラネタリウムを楽しむこともできます。

「DAN DAN DOME」アート
「DAN DAN DOME」アート室内

プロジェクタ投影ができます

 極地建築家の村上祐資氏とのタッグで、この商品が生まれました。村上氏は以前から、南極やヒマラヤなどの極地や被災地を訪問し、プラスチックダンボール製の組立式テントで場を提供する活動を行っていました。しかし、プラスチックダンボールは重たく運搬が大変であり、環境負荷が高いという課題がありました。

 使用シーンは、災害時の避難所や、キャンプ場、イベント会場などを想定していますが、それ以外にも自由なアイデアで使ってほしいとのことです。

プロダクトムービー

高橋ホイコ