「節穴」とか「穴馬」とかも禁句なのかな。
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人それぞれの事情や特性に配慮した考え方が求められる現代社会。その波は野菜の世界にまで及んでいた……? 擬人化された野菜たちによる多様性社会を描いた漫画が、示唆的で考えさせられます。作者はTwitterユーザーの芋一郎(@cheesesama24)さん。

キュウリの刑事に「犯人はお前だ!!」と指摘される、トマトの「トマ田」。それでも動揺するでなく、「アンタの推理、穴だらけだぜ!」と反撃に転じます。

ところが、ばつの悪いことに、そばに立っていたのがレンコンの「レンコンノ沼」。「穴」をネガティブな意味で使った表現に傷つき、穴だらけの身体を震わせる彼の姿に、トマ田はただ平謝りするのでした。
言葉のあやにも思えるのだけれど、野菜には野菜の事情があるのだと想像すると、人類からは何も言えねえ……。
あわせて投稿されたパート2では、トマ田が銀行強盗犯に。「俺の後ろに立つんじゃねぇ」と、ゴルゴ13ばりの反応で拳銃を乱射します。

しかし、背後に立っていたのはまたもやレンコンノ沼。弾丸は全て身体の穴を素通りして無傷に終わったのですが、「なに? 最初からハチの巣だったって言いたいの?」と自虐する彼に、トマ田はただ謝るのでした。
もちろん悪いのは撃ったほうだけど、そんないじけたような反応は必要なのだろうかと、複雑な気分。
「公共の場では気を付けて発言するべきという教訓」「ほかの野菜が丸ごとなのに、唯一カットされているレンコンにも落ち度はある」「『レンコンなら穴が空いている姿であるべき』というのはステレオタイプの押し付けではないか」「レンコンだけスライスされているのも多様性」など、多様な思考を喚起したこの漫画。
作者の芋一郎さんはほかにも、風刺ものやブラックジョーク、「よく考えたら怖い」系など多彩な4コマ漫画をTwitterやブログ「芋一郎の4コマ漫画」で公開しています。
作品提供:芋一郎(@cheesesama24)さん