あるものの呼び方を変えるだけで、子どもの気持ちに寄り添えたエピソードを描いた漫画がTwitterに投稿されています。

作者のきょこ(@kyoco_sora)さんは、3歳になる息子とま君のママ。とま君の成長記録を漫画にしてTwitterで公開しています。今回は、ある日の食卓でのお話です。


とま君のごはんのお供は、キャラクターものの小袋のふりかけ。毎日「どれにち(し)ようかなー」と何味を食べるか楽しみながら選んでいます。今日は元気よく「たまど(ご)!」と決めたとま君。けれども袋を開けるのに、ちょっと苦戦している様子。大丈夫でしょうか……?


とま君は、集中して手元に少し力が入りすぎてしまったようです。ふりかけが開くと同時に中身が飛び出てぶわっと宙に舞い、床に散らばってしまいました。あまりの出来事に、その場の空気が一瞬止まります。
事態をうまく呑み込めず、ぼーぜんとしてしまったとま君。パパママはかわいらしいアクシデントに「あららら……」とほほえみます。しかし、とま君のおめめは、みるみるうちにウルウルしてきました。


ふりかけが食べられなくなってしまいショックを受けるとま君に、パパは「そういう事もあるよ」となぐさめますが、とま君の気持ちはおさまらない様子。そんなとま君を見て、ママはフォローしなければと立ち上がります。そして……「じゃん!!!!」と買い置きしていた大袋のふりかけを出してきました。
ママはそのまま「こちらお助けふりかけの、のりたまごでございます」とプレミア感満載にとま君に紹介。「お助けふりかけ、使いますか?」と、とま君に問います。とま君は、キラキラした雰囲気に嬉しくなって「ちゅかいまちゅ!!」とすっかり笑顔になりました。


とま君のごはんにサッサッとお助けふりかけをかけるママさん。「美味しい?」と聞くと、とま君は満面の笑みを見せながら「おいちぃー」と答えてくれました! よかった!!
この日以来、きょこさんのおうちでは、大袋のふりかけを「お助けふりかけ」と呼んでいるのだそうです。とま君は、「お助け」というワードに特別感を感じるようでとっても気にいっているとのこと。とまくんの自分で袋をあけたいという気持ちを尊重しながら、うまくいかなくても優しくフォローするきょこさん。素晴らしい機転が、みんなを幸せにしてくれるエピソードですね!
こちらの漫画には、「特別感のある名前を付けるだけで子どもの気分が変わったりでいいですよね!」など、きょこさんのとま君への愛情深さと機転を利かせたアイディアに感動するコメントが寄せられています。きょこさんは、Twitterで育児漫画を公開中です。
画像提供:きょこ(@kyoco_sora)さん
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