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急に増えた白髪を、前向きに受け入れられるようになったきっかけを描いた漫画が「ステキ」と反響を呼んでいます。

白髪を隠すのではなく、生かすことに。そのきっかけは……
桜木さんがたどり着いた、白髪や年齢との付き合い方
35歳のころ、急に白髪が増えた作者の桜木きぬさん。ストレスや不摂生など思い当たることはあるけれど、自分の「生き物としてのタイミング」とも感じています。息子に「おかあさんしらが!」「おばーさんにならないで!!」と引っ張られ、ヘアサロンで染めることに。

息子もどっと増えた白髪にびっくり
ところが1カ月後、もう白髪が目立ち始めます。毎月ヘアサロンで染めると出費がかさむため、カラートリートメントを試してみますが、継続しなければならないのが大変……。

白髪が目立たないように染め続けるのは大変。さらに、白髪の美しさも気になります
「1本1本を光に透かすときれいなのにな」と、美しさも感じていた白髪。そんな折、テレビで「ハウルの動く城」を見た桜木さんは、呪いで老婆の姿になったソフィーへのハウルのセリフ「ソフィーの髪! 星の光に染まっているね!」に感動したのです。

相談を受けてすぐは「ちょっと早くない? 30代だよー?」と驚いた同世代の美容師ですが、グレイヘアを提案してくれました
自分の白髪も幾星霜の光が染めた髪なのかもしれない。桜木さんは、ヘアサロンで「白髪を染めずになんとかならないかな」と相談。白髪を生かしたグレイヘアを試してみることになりました。

桜木さんは時間とともに変わっていく自分を隠さず、堂々と自然な姿でいられたら、少し楽に生きられるのではと考えました
白髪とよくなじむ明るい色のハイライトが入ったグレイヘアに、桜木さんは大満足。息子も気に入ってくれたようです。「星の光で染めたのさ」とハウルを思い出しつつ喜ぶ桜木さんでした。
読者からは「自分の白髪を愛そうと思える」「上手いこと楽しんでいきたい」などという声がいくつも寄せられ、白髪をポジティブにとらえるようになった人がいることが分かります。「星の光に染まっている」という表現がすてきだという人も。「加齢」というイメージだけでなく美しさも見いだせたら、前向きに付き合えるかもしれませんね。
桜木さんはイラストレーターであり、漫画も描いています。漫画は学生時代の思い出や、家族との日常を描き、コミチやTwitterに投稿しています。
男の子が「私」って言うのも素敵
作品提供:桜木きぬ(@kinumanga)さん
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