自転車で買い出しにでかけた帰り道、なぜか警察に呼び止められて「赤切符」を切られたという体験談が、Twitterで大きな注目を集めていました。赤切符は飲酒運転やスピード超過など、比較的重い違反をした時に発行されるものですが、いったい何があったのでしょう。

自転車でも違反切符を切られるの!?
家族7人3日分の大量の買い物を済ませ、帰宅中に起こった「自転車で赤切符を切られた話」
話題の投稿はあしゃ(@asami2692)さんが、約3週間ほど前に体験した出来事を綴ったものです。
この日は義理の母に幼い息子を預けて、自転車に乗って近所のスーパーへ買い物に出かけました。その帰り道、大通りのスクランブル交差点を渡ったところで、警察官に呼び止められたそうです。
警察官に「今信号、赤でしたよね?」と声をかけられたあしゃさんですが、青信号であることを確認して渡っていたため、警察官に対して「青だったから渡ったんですよ」と反論しました。

事件はスクランブル交差点を渡り切ったところで起きました
ちゃんと「青信号」で渡ったはずなのに
すると、警察官は「青だったのは歩行者の信号です」「今車道を走ってきたでしょ? 守らなきゃいけないのは車道の信号です」と説諭。あしゃさんは車道に車が少なかったため、車道に設けられた自転車専用レーンを走行していましたが、確認していたのは歩行者向けの信号だったのです。
従うべき信号は車の方の「赤信号」だった!
自転車は「クルマの仲間」の軽車両。クルマの運転手と同じく車道に設置されている信号を確認すべきでしたが、あしゃさんは「自転車は歩行者の仲間」という思い込んでいたため、うっかり赤信号を無視して走ってしまったのでした。
さらに、警察官が言うには横断歩道を渡る歩行者の通行を妨げていたことから、「歩行者妨害」の違反も重なり、違反切符の中でも罰則が重い「赤切符」が切られることになりました。
多くの人が混同しがちなところ
あしゃさんは状況と身分の確認、赤切符(交通違反切符)の交付などのため、小1時間路上に留められ、取り調べのため後日、警察署への出頭を求められました。
それからしばらくして、あしゃさんは警察署に出頭して赤切符を提出。担当の警察官から今回の違反について説明を受け、もし事故を起していたら重い罪になることも伝えられ、検察官からは警視庁のホームページで自転車のルールを確認するように言われたそうです。
当初は取り締まりにあったことを憤り、不満に感じていたようですが、取り調べなどを経て、法律に対する無知を反省。子どもたちのためにも気を付けて自転車に乗ろう、安全な乗り方を子どもに伝えていきたいと考えるようになったそうです。
投稿には「報告ありがとうございました」「貴重な体験ありがとうございます」といった、体験を語ることで貴重な情報を共有したあしゃさんへの感謝の声が多数寄せられていました。「自分でも、やりそうです」「私自身も猛省です」など、これまでの自転車の乗り方などを反省する人も見られました。
また、「自転車は軽車両ですが、押して歩けば歩行者ですので横断歩道上ではそのようにされるのが良いかと」という助言もありました。
便利な反面、ルールを歩行者のものと混同しやすい自転車。「大丈夫」だと思っていても、改めて確認する必要がありそうですね。
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