ケロロ軍曹とNO MORE 映画泥棒が「STOP!海賊版」呼びかけ　「フルパワーでアニメ制作しました！」と啓発動画公開

　ケロロ軍曹とNO MORE 映画泥棒が「STOP!海賊版」を呼びかけるコラボをスタート。12月24日より関東圏75の映画館で啓発動画が公開されます。

　日本のマンガとアニメに関連する20社・団体が委員として参加する「マンガ・アニメ海賊版対策協議会」による本キャンペーン。日本が誇るマンガ・アニメを全世界で守り、さらなる良質な作品を生むプロジェクト「Manga-Anime Guardians Project」(MAGP)の普及活動大4弾として展開するのは、「映画館に行こう!」実行委員会協力、バンダイナムコピクチャーズ制作による「『STOP!海賊版』ケロロ軍曹 x NOMORE 映画泥棒」の啓発動画です。

　マンガ・アニメ海賊版対策協議会は、「コロナ禍による巣ごもりの影響で、日本国内においては、特に漫画の海賊版サイトがアクセスを集めており、深刻な状況にあります」としたうえで、今回の啓発動画の狙いについて「海賊版と知りながら、漫画、アニメ、映画、音楽をダウンロードすることは犯罪です」とのメッセージを伝えるものと説明。

　侵害コンテンツのダウンロード違法化については、これまで映画・音楽の著作物に限られていたものの、2021年1月1日に施行された改正著作権法によって、すべての著作物が対象になったことを周知する内容となっています。

　コラボ動画の絵コンテは吉崎観音さん、演出は南康宏さん、作画監督は追崎史敏さん、監修は近藤信宏さんが担当しており、ケロロ軍曹の公式Twitterアカウントは「フルパワーでアニメ制作しました！」とコメント。動画は映画の本編上映前に啓発動画が流れるほか、コンテンツ海外流通促進機構「CODA」のYouTubeチャンネル」でも動画を視聴することができます。

マンガ・アニメ海賊版対策協議会コメント

　MAGP は、海賊版を市場から排除することで、正規のコンテンツに対価が支払われ、新たな作品創造へと繋がる好環境を整備するため、現在は正規版コンテンツの視聴を促進するための普及啓発をプロジェクトの柱としています。

　たくさんのファンの方が正しくコンテンツを楽しむことで、マンガ・アニメはさらに進化していく、そのことをより多くの方に認識していただきたいと考えています。そして、ファンのもとへ求められる正規コンテンツが届くことにより、違法アップロードの需要が減退し、健全なインターネット社会が醸成されることを期待して活動してまいります。