電車に乗っているときに「駅に停まるごとに顔を上げる」ことを心掛けているママの漫画がInstagramに投稿され、「すてきな話」「子どもに伝えたい」といった声が寄せられています。

投稿者は、7歳の双子の姉妹・ポン子ちゃんとコン子ちゃんと、先日生まれたばかりの三女・ピィ子ちゃんを育てるサヤ(saya_twins1125)さん。妊娠中に電車で席を譲ってもらいうれしかった経験とともに、自身が電車に乗るときに心掛けていることを漫画に描いて紹介しています。



幼いころから、電車の優先席は本当に必要な人のために空けておくようにいわれて育ったというサヤさん。自身が妊娠してからは安全のために優先席も利用をするようになったそうですが、優先席は数が限られており、乗る時間帯によっては空席がないことも……。しかし、着席している人の多くが下を向いてスマートフォンの画面を見ているため、サヤさんの大きなおなかに気付く人はほとんどいません。



実はサヤさん自身も、以前に電車内でスマートフォンの画面を注視していて「優先席が必要な人」の存在に気付けなかったことがありました。
それは、お母さんと買い物に出かけた帰り道、一緒に電車に乗っていたときのこと。それぞれが空いていた席に座ると、サヤさんはスマートフォンの画面を見始めました。時間がたち、なんとなく車内が混んできた雰囲気を感じながらも、そのまま座り続けていたサヤさん。そこへ、目の前にいるお母さんからメールが届きました。不思議に思いながら開いてみると、「あなたの前、杖をついてる人いるよ!」とのこと。ずっと顔を上げずにスマートフォンを見ていたサヤさんは、席を必要としている人の存在にお母さんのメールで初めて気付いたのです。
慌てて席を立って席を譲ったサヤさんに、お母さんは言いました。「携帯を見るなとは言わないけど、駅に停まるごとに顔を上げなさい」……それは、身体に不自由がある人に気付けるのはもちろん、不審者が乗ってきた場合は別のドアからすぐに逃げられるようにと、もともとはお母さんがお父さんからいわれた教えでした。

おなかを守るために座席に座る必要がある体になり、あらためて優先席の大切さや席を譲ってくれる人の優しさを感じるようになったサヤさんは、双子のポン子ちゃんとコン子ちゃんにも「時々顔を上げて周りを見るんだよ」と教えているのだとか。そして、「できれば多くの人が時々顔を上げて、優しい世界が広がるといいなと思います」と漫画を結んでいます。
この投稿には「駅に停まるごとに顔をあげる、素敵な教えだと思いました!」「お母様お父様の教え、私も胸に刻みます」「私も息子にしっかり伝えていこうと思います」といったコメントが寄せられ、漫画で得た気付きを子どもたちに教えてあげたい、という声が広がっています。
駅に着くたびに顔を上げて周りを見るのは、今日から誰もが出来る「優しさへの第一歩」と言えるのではないでしょうか。優先席が必要な人に気付くだけでなく、不審者などから自身の身を守るためにも積極的に心掛けていきたいですね。
画像提供:サヤ(saya_twins1125)さん
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