トイレットペーパーでプログラミングの変数を理解する模型が分かりやすい　「絶妙」「秀逸」と話題に

　プログラマーが変数を理解するため、トイレットペーパーに例えてみた模型が「分かりやすい」「秀逸」と注目を集めています。

　製作したのはTwitterユーザーのぱんかれ（@pcb）さん。木箱の中に、小さなトイレットペーパーホルダーが入っており、それぞれ「Non Zero Value（トイレットペーパーがついてる）」「0（芯だけついてる）」「Null（何もついてない）」「Undefined（ホルダーすらない）」「NaN（ホルダーにガムテープがついてる）」とラベルがついています。

　ぱんかれさんの説明によると、トイレットペーパーを数値（signed integer）だとすると、

• Non Zero Value：0ではない長さのトイレットペーパー（残量≒数値）
• 0：長さ0のトイレットペーパー（残量がちょうど0：棒には芯だけになってる）
• Null（無）：トイレットペーパー自体がセットされてない（ので芯すらない）
• Undefined（未定義）：トイレットペーパーが入るための器（データ型）がない（未定義なので、そこにトイレットペーパーを入れる先がない）
• NaN（Not a Number：数字ではない）：トイレットペーパー（≒数値）ではない

　なおNaNは1+NaNのように数字を足しても全てNaNになるので、「（ガムテが入ったホルダーにトイレットペーパーを入れても）トイレットペーパーにガムテープがくっついて使えなくなるので数字にならない」とのこと（※ただしガムテでお尻は拭けないものとする）。

　この模型には、分かりやすい例えを「絶妙」「天才」と称賛する声や、ミニチュアが「かわいい」という声、「オーバーフロー（収まらないぐらいに太く長いトイレットペーパー）も欲しい」「ガムテープが紙やすりに見えた」といったコメントが寄せられています。

　ぱんかれさんは模型をトイレに飾っているとのこと。模型が話題になったことについては、「ずっとみんなに伝えたかった『NaNはトイレットペーパーホルダーにセットしたガムテープみたいなモノである』を爆速で布教できているので、もう成仏できそうなくらいな充足感ある」とツイートしています。