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「ぶっちぎりで感想がもらえる」とうたった小説投稿サイト「ソナーズ」のβ版が直近10件の感想しか見られないという矛盾を抱えた仕様でリリースされ、ユーザーから不満が噴出。これに対し公式が「何をすれば制限が解除されるか……察しはつきますよね?」と課金機能の追加を匂わせる投稿をし、さらに批判を集めています。

「ソナーズ」は、匿名メッセージサービス「マシュマロ」を運営するDiver Downが公開したサービス。投稿者の作品に対し、文単位でいくらでも「いいね」を押すことができ、感想を送ることで2作目が読める仕様。クリエイターの悩みである、感想がなかなか集まらない状態を払拭する仕組みが目玉のサービスでした。
しかし、10件以上の感想をもらうと古い順にロックがかかってしまい、投稿者はその感想を読めない仕様だということが発覚。当初のうたい文句と矛盾した状況に、ユーザーから公式に対して何を目的としたロック機能なのか疑問が届きました。
公式は、「感想に最も価値が置かれるソナーズなら、何をすれば制限が解除されるか……察しはつきますよね?」となぜかユーザー側に逆質問。投稿者が少し見ないうちに感想が10件以上来ることを想定しておらず、「さすがにリリース直後に改善もせずそんなことが確実に起こると想定していたら、頭がおかしいと思います」と今後の改善予定を示唆しました。
ただしロック制限を解放するための機能はすぐに実装できないため、有料会員向けに「制限をなくせる手段を最低でも一つは用意することを検討しています」と回答。いきなり有料は酷であるため、「熱心なユーザー」には無料体験期間も用意する予定です。

公式の回答
この回答に、「感想が1日10件以上くるユーザーは想定外とかそんなアホな」「感想を読むためには課金しないとダメとか……そんなことをしたら大量に感想を貰っているユーザーは既存のサービスに戻るに違いない」と批判の声が上がっています。
また、「察しはつきますよね?」という公式のコメントに「回答に『察し』だなんて論外」と怒りを顕にする人が続出したほか、独特な言い回しが大喜利として一部で人気を呼ぶ事態にもなっています。
【追記】公式が謝罪
ソナーズを運営するDiver Downは1月20日、「ソナーズおよびマシュマロ公式Twitterアカウントの活動とその影響により、利用者の皆様が感想をもらいづらい状況を作ってしまいました」として、利用者に謝罪しました。
改善策として、今後は「ソナーズ」と「マシュマロ」のTwitterアカウントを複数人でチェックする運用体制に変更すると発表。また、不満が多かったコメントが読めなくなってしまうソナーズの仕様については、「既読後24時間まで感想を読める」といった改修を行った上で、今後は利便性を高める課金プランの開発を急ぐとしています。(1月21日10時40分追記)
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