リストラされた男に取り憑いた悪霊の漫画に、読者から「こんな悪霊なら取り憑いても良いよ」などの声が寄せられています。

うまくいってる人間が恨めしくて、取り憑く人間を探している元エリート会社員の悪霊。彼は志半ばで不慮の事故で死んでしまった過去を持っていました。

ちょうどいいところに、家族に見送られて出勤する、いかにも幸せそうな男を発見しました。取り憑いて死に誘ってやろうと男に近づくと、なぜか公園のブランコに。男はリストラされたと家族に言えないまま、出勤しているフリをしていたのです。「もう死にたい!」と嘆く男に、悪霊がすっと取り憑きました。


すると男は再就職も決まり、やがて成績もトップに。夫の調子がいいと喜ぶ妻に、「仕事してる間は何かに取り憑かれたようになって」と、笑顔を見せました。男は悪霊に取り憑かれたはずなのに、生きる意欲が湧いていたのでした。
一方、悪霊は「死ぬまで取り憑いてやるぞ〜」と怪しく笑います。エリートだった悪霊にとって有能ぶりを発揮しがいがあるのか、それとも……?
漫画には読者から「悪霊とは名ばかりすぎる」「俺にも憑いてくれ」「こんな悪霊なら取り憑いてもいいよ」など、幸運をもたらす悪霊への声援が寄せられれいます。
作者は漫画家の江戸川治(@edoosam)さん。くらげバンチで連載していた『インスタントライフ』の最終巻第3巻が発売中です。Twitterでは短編漫画を投稿しています。
作品提供:江戸川治(@edoosam)さん

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