神奈川県は、トンガで発生した海底火山の噴火に伴う「緊急速報メール」を誤って最大で20回配信していた問題について報告書をまとめました。今後、県独自の「緊急速報メール」の必要がある場合には、手動での配信をするなどの対策を行うとしています。

緊急速報メールの配信設定誤りに関する報告書について
気象庁では、大津波警報・津波警報が発令された際に国民に注意を促すため、注意情報を一斉送信できる「緊急速報メール」を自動配信しています。神奈川県でも、津波の高さや到達時間などの詳細な情報を「緊急速報メール」で独自に自動配信するとしていました。
報告書によれば、1月16日、本来であれば配信する必要のなかった「緊急速報メール」を繰り返し送信。深夜0時15分から朝7時31分までの間に最大で20回の配信を行っていました。
県は今回の事故の原因について、配信指示を行うプログラムの設定に誤りがあったと説明。今後は「緊急速報メール」の配信状況をモニタリングできる仕組みの導入や、県独自の「緊急速報メール」の必要がある場合には、手動での配信を行うなどの対策を行うとしています。
県は「いつ起きるか分からない災害に備えて、是非、(緊急速報メールの)設定をONにお戻しくださるようお願いいたします」と呼びかけています
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