世はバレンタインデーだというのに、Twitterではトレンドが「MDMA」などと物騒な文字列に侵食される事態が発生しています。ダメ、ゼッタイ……!

発端となったのは、Twitterのトレンド第1位「バレンタインデー」の欄。「季節の行事」としてバレンタインデーにまつわるツイートがピックアップされているのですが、サムネイルに使用されている画像が「色とりどりなハート型のキャンディー」だったことから、多くの人が違法薬物を連想してしまうことに。



これにより、Twitterではたちまち「MDMAじゃん完全に」「最近の若い子はバレンタインデーにチョコじゃなくてMDMA渡してるん?」と話題に。大喜利へと発展したことから、2月14日16時30分現在「MDMA」がトレンド第7位にまでランクインしています。
画像は「MDMA」ではなく、健全なキャンディー
不名誉な形で注目を集めてしまったこのキャンディー画像ですが、実は海外で古くから親しまれている普通のキャンディー。もともとは米Necco社の創業者らが1866年から製造していたもので、「スイートハーツ(Sweethearts)」として、アメリカなどではバレンタインデーの定番の贈り物となっていました。
Twitter上では早速「実は由緒正しいキャンディーだった」との訂正情報も拡散されはじめているほか、違法薬物を連想する人の多さについて「ある意味学校とかの薬物防止キャンペーンは成功してるって事なのかね?」と分析する声も上がっています。
なお、Necco社は2018年に破産。Spangler Candy社がキャンディーハーツの権利を引き継ぎ、2020年から販売を再会しています。今回、Twitterトレンドのサムネイルの引用元となったのは、「Necco社の破産によりバレンタインデーにキャンディーハーツが購入できない」と伝えた2019年掲載の記事の画像でした。
サムネイル画像の参照元となったツイート。ツイート文にある短縮リンクは既に開けなくなっているが、元記事は米「Better Homes Gardens」上で閲覧可能
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