「マスクしたまま」顔認証OK　Osaka Metroの駅ナカ店舗に近未来の「顔パス決済機」　NECの技術を採用

　マスクをしたまま「顔認証」OK──。大阪市高速電気軌道（Osaka Metro）が、Osaka Metroの駅に新たな顔認証システムを取り入れた駅ナカ売店「Metro Opus 梅田店」を2022年4月11日に開業します。

　Metro Opusは、「新たな駅ナカ体験の提供」の目的でOsaka Metroが展開する直営のポップアップ型駅ナカ店舗（期間限定の臨時店舗）。AIカメラを内蔵した新世代冷蔵自販機も併設するなど、利用者の行動や需要を分析してその需要に沿った商品を週替わりで変えながら展開します。第1号店をOsaka Metro御堂筋線梅田駅の北改札前に設置、2022年夏に御堂筋線なんば駅、以後、自社駅ナカ以外への出店も含めて順次拡大していく計画です。

　Metro Opusへ実証実験として新たに導入するのが「マスク対応顔認証決済システム」です。NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術に据える顔認証システムを用い、非接触で、かつ「マスクをしたまま顔認証」して決済できるようにします。

　現金やクレジットカードを出したり、スマホを出してアプリを開いたりすることもなく、レジのカメラで認証されれば「顔パス」で決済が完了します。マスクを付けたままでも認証できるとします。

　実証実験期間は2022年4月11日〜12月25日（予定）。「Osaka Metro顔認証決済 登録サイト」から顔認証のための必要情報を事前登録することで実証実験に参加できます。