アウディ ジャパンとポルシェジャパンは4月19日、日本国内における急速充電器設備の拡充を促進する相互取り組み「Premium Charging Alliance」を開始すると発表しました。2022年7月1日から、両ブランドが展開する150kW級のDC急速充電器・設備(2022年度に全国で計102基予定)をアウディ、ポルシェそれぞれのオーナーが相互で利用できるようにします。

アウディは2022年内にBEV「Q4 e-tron」などを投入し、2024年までに15モデル超のEVを展開予定。ポルシェも2025年までに新車販売の半数を電動車(BEV、プラグインハイブリッド)、2030年までに80%をBEVにする計画。自社EVラインアップの拡充、転換期を迎えつつあるEVユーザーの増加とともに、EV利用における外部充電施設数や時間の不安を解消する利便性向上を目的に据えます。


対応施設は全国のアウディe-tron正規販売店に設置する52拠点、ポルシェジャパンが独自展開する「ポルシェターボチャージャー」41拠点50基、計102基のCHAdeMO規格対応150kW級急速充電器(2022年度内に順次)です。
アウディは2024年までに販売店における既存の90kW以下設備も全て150kW級に置き換え、120拠点まで増強する計画。ポルシェも、ポルシェターボチャージャー以外にホテルやゴルフ場など目的地となる場所に置く充電施設「ポルシェデスティネーションチャージングステーション(普通充電器)」や国内ポルシェセンター(販売店)への急速充電設備の拡充も進めています。
今後、VWグループの他ブランド、さらには日産やテスラなどをはじめとする別メーカー、別アライアンスとの連携強化も期待。EVへの乗り換えで利用者が特に心配し課題とする「バッテリー切れの不安」。これを解決する充電設備の拡充、メーカー各社・業界関連団体の動きも急速に進展してきています。





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