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なかなか治らない肩の痛みをよく調べてみたら、思わぬ事実が――。漫画「肩に石ができて漫画が描けなくなりそうになった話」が、恐ろしくもためになります。

漫画家の黒木崇文(@IKUMAN4)さんが、30歳になったころにわずらった左肩痛の体験談。突如の激痛に苦しんでネットで調べてみれば、心臓病の恐れもあると出て、もしやと思って日曜診療へ駆け込みました。

そこで医師が下した診断は「四十肩」。懸念された心臓病ではなかったものの、「まだ30歳なのに四十肩は不名誉」と黒木さんは嘆きます。

しかし、肩の痛みはそれ以上に深刻。処方された痛み止めや湿布がまるで効かず、左手は原稿用紙を押さえることすらできなくなってしまいました。

痛みは日に日にひどくなり、これは四十肩ではないと確信した黒木さん(※)。一睡もできないほどの激痛をどうにか乗り越えて、あらためて整形外科でみてもらいました。
レントゲンを撮った結果、肩関節のそばには骨とは違った“石”の影が――これが痛みの根源でした。医師の診断は「石灰沈着性腱板炎」。肩の筋肉にリン酸カルシウムが沈着し、炎症を起こしていたのです。
※四十肩(五十肩)は複数の疾患をまとめた俗称で、石灰沈着性腱板炎も一般的に四十肩の一種とされているそうです

黒木さんは石の排出を促す薬を処方され、なんとか回復することができました。現在まで何度か再発したものの、早期治療のおかげで大事には至っていないとのこと。漫画は「痛みを感じたら早めに整形外科の受診を」と締めくくられています。

同じ症状に苦しむ人は多いようで、漫画のツイートにはつらい経験談が多数寄せられました。また、「セカンドオピニオンの大切さを再確認した」といった声もあり、教訓として受け止められています。
現在肩の症状は落ち着いているという黒木さん。「女霊さんは除霊されたい」をTwitterとpixivで連載中です
作品提供:黒木崇文(@IKUMAN4)さん
【5月22日追記】タイトル・本文の表現を一部修正、四十肩についての注釈を追記しました

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