保育園からの帰り道、毎日泣き叫んでしまう息子。近所に住むおじいさんに罪悪感を覚えていたママが、ある日話しかけてみると……。感動のエピソードを描いた漫画がInstagramに投稿され、話題になっています。投稿は5月19日現在4万件の“いいね”や多くのコメントが寄せられています。これは気持ちが楽になるなぁ。

漫画を描いたのは、西山ともこ(@nishiyama_tomoko07)さん。西山さんは読者から寄せられた「ハッピーエピソード」を漫画に描き起こし、自身のブログやSNSで公開しています。今回のエピソードは、くるみさんから寄せられたものです。


くるみさんの息子くんは今まさにイヤイヤ期真っ最中。保育園から帰宅して車を降りると、いつも大声で泣き叫びおんぶを求めてきます。

くるみさんは息子くんをあやしながら、隣に住むおじいちゃんがいつも窓をガラッと開けて様子を伺っていることに気付いていました。「はやく泣き止んでくれないと通報されちゃうよ」と焦り、お散歩をして息子くんを落ち着かせる毎日。機嫌が直るまで、3時間かかることもあったそうです。

心折れそうな日がありながらも、仕事のため保育園にいれて我慢させているのだから「母ちゃんが頑張らないと!」と力を振り絞っていたくるみさん。

時は流れ、息子くんが2歳の誕生日の朝。くるみさんと息子くんは、駐車場にはみ出た柚子の木を切るお隣のおじいちゃんとばったり遭遇しました。「おはようございます」とあいさつをすると、おじいちゃんは「ゆず…いるか?」と声をかけてくれたのです。


思わず笑顔になったくるみさんが「息子は柚子風呂大好きなんです」と返すと、おじいちゃんはゆずを袋に入れながらしみじみといいました。「いつも子育て頑張っているね」「お母さん大変だなぁ…ってみてたんよ」。
そう、おじいちゃんは泣き叫ぶ息子くんの声を迷惑に思って窓を開けていたのではなく、仕事と育児を頑張るくるみさんの姿を温かく見守ってくれていたのです。「えらいなぁ…って思っとったんよ」と続けたおじいちゃんから柚子を手渡され、目頭が熱くなるくるみさんでした。


息子くんの2歳の誕生日プレゼントは「ポカポカの柚子風呂」と「おじいちゃんの気持ち」になったという優しいエピソード。西山さんは「隣のおじいさん、いつか頑張ってるねって声をかけたいと思ってくれていたのかもしれませんね」と漫画にコメントを添えています。
読者からも「仕事終わりにお散歩!なんて頑張り屋さんなお母さん」「温かい目で見てくれる人もいる、と思えるだけで心強いですよね」「ステキなおじいさん」といったコメントが次々に寄せられました。頑張っている親御さんを見守る目があることにほっとする、あたたかいお話でした。
西山さんは、この他にも自身の育児や家族との日常、読者から寄せられたハッピーエピソードを漫画に描いてInstagram(@nishiyama_tomoko07)やTwitter(@ntomoko07)、ブログ「ミラクルファミリー」で公開しています。Webサイト「MIRACLE FAMILY」ではハッピーエピソードを随時募集中です。
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