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「家族みんなで看取るということ」――愛犬との別れのときが迫り、残された時間を大切に過ごす子どもたちの姿に「愛情がひしひしと伝わってくる」「あたたかくて涙が出た」の声が寄せられています。投稿は記事執筆時点で2万件以上のいいねを集めています。
シニアになった愛犬のフレンチブルドッグ(13歳10カ月)を介護する飼い主のらぴ(@vt_zero)さん。その日々の中で、「徘徊する愛犬を抱いて寝かしながら弟と遊んでくれるお姉ちゃん。ありがとう」と、子どもたちの思いやりのある姿を見かけ、投稿しました。

愛犬にやさしく寄り添う娘さんと息子さん
娘さんにとって、愛犬は赤ちゃんの頃から一緒に過ごしてきた“お兄ちゃん”。らぴさんによると、娘さんは別の日にも登校時間ギリギリまで彼のそばに寄り添っていたそうで、本当の兄妹と同じくらいの愛情を持って接しているのが伝わってきます。
らぴさんの愛犬は口蓋裂で生まれ、らぴさんが引き取って育てることになった経緯がありました。口蓋裂のため誤嚥させないように配慮して育てていたそうです。娘さんも息子さんも、らぴさんのそんな愛情あふれた姿を見て、“家族に愛情をそそぐこと”を自然と学んでいったのかもしれません。


ちなみに犬用サークルとしてプールを使用しているのは、認知障害で旋回運動する愛犬が壁に頭をぶつけたり、隅に入ってしまうのを防ぐためのアイデア。目が回りにくいサイズで、「旋回を無理に止めるよりも歩いて少し疲れることでゆっくり眠ってくれます」とのことでした。

いつかやってくる大切な愛犬との別れ。分かっていても寂しいものですが、らぴさんファミリーに寄り添われる、シニア犬の穏やかで幸せそうな寝顔を見ていると、切ないだけではない、あたたかな感情が湧いてきます。

投稿されたTwitterでは、過去に動物を看取った人から「思い出して泣いてしまった」「優しいご家族に囲まれてわんちゃんも幸せですね」「とても心が温かくなりました」の声、また現在動物と暮らしている人から「この時が来たら同じようにしたいと思う」「(愛犬に)介護が必要になってもこうやって過ごしてあげたい」の声が寄せられています。「親御さんが見せている姿勢が、この空間に現れている」との声も。
そして、子どもたちが命について考え、またその尊さを理解しているのが分かる光景に「これが動物を責任を持って育てるという事」「全ての飼い主さんがこうあって欲しい」と願う声もみられました。


らぴさんは7月7日に、「私の仕事が終わるのを待っていてくれたかのように抱かれたまま息が止まりました」「本当に最後までいい子だった」と、愛犬の旅立ちを報告。コメントでは「ママさんに抱かれて安心して旅立ったと思います」「今はとってもお辛いと思いますお身体ご自愛下さい」などの激励や、愛犬家から「私も、自分のわんこがあんな安心した表情をしてくれるよう愛情を注いでいきたいと思いました」といった声が寄せられています。

画像提供:らぴ(@vt_zero)さん


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