Meta社のCEO、マーク・ザッカーバーグ氏がメタバース内で撮影した“自撮り”画像が各界に衝撃を与えています。画像は、同社が運営するメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」がフランスとスペインでもサービス開始したことを記念して投稿されたものでしたが、「あまりにもクオリティーが低い」として、逆にネガティブキャンペーンになっているのではといった声が相次ぎました。

ザッカーバーグ氏の“自撮り”写真は、エッフェル塔とサグラダ・ファミリアをバックに「Horizon Worlds」内で撮影されたもの。しかし、よく言えばデフォルメが効いた、悪く言えばニンテンドウ64のゲームのようなザッカーバーグ氏のアバターや、雑に配置されたエッフェル塔やサグラダ・ファミリアが何とも言えない雰囲気を醸し出しており、これが……2022年の……メタ……バース……? という気持ちにさせられます。

フランスとスペインでのローンチを知らせるMeta社の投稿にも同じ画像が使われていました
ザッカーバーグ氏の投稿には「人々が没入感あふれる世界を探検し、構築するのを見るのを楽しみにしています」との文章も添えられていましたが、瞳孔の開ききった目で、あらぬ方向を見据えるアバター画像とも相まってなんともシュールな状況に。こうした状況から、ザッカーバーグ氏の投稿には「あなたのメッセージが理解できない……」「このグラフィックで……没入感……?」「これは2002年のゲームキューブ用ソフトですか」「すごい没入感だ、本当にマークがパリにいるみたいだ」など困惑する声が相次ぎました。
なお、ザッカーバーグ氏はその後、投稿への補足として、Horizonおよびアバターについては近日アップデートが予定されており、先日投稿した写真は「かなり基本的なもの」で、リリース記念のため「かなり急いで撮影されたもの」だと明かしました。投稿には併せて、リファインされたザッカーバーグ氏のアバターと背景画像も添えられていますが、こちらはかなり“今風”のグラフィックになっていることが分かります。もちろん、グラフィック水準が上がるほどメタバースにアクセスするための要求スペックも上がるため、一概にリッチなグラフィックであることが良いとばかりも言えないのですが……。
Meta社はかねてメタバース事業に力を注いでおり、同社のメタバースプラットフォーム「Horizon Worlds」は現在カナダ、アメリカ、イギリスでサービス提供中。去る8月16日にはフランス、スペインでもサービスを開始したと発表していました。
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