ドイツの世界的文具メーカー「ステッドラー」の鉛筆、8Hから8Bまでを使用して描いたイラストが注目を集め、8万もの「いいね」が寄せられています。

8Hから8Bまでの鉛筆で描かれた人物のイラスト

イラストと芯の硬さをわかりやすく対応させています
投稿者は画家でイラストレーターの時松(@tokima_t)さん。芯がかたい8Hから、芯がやわらかい8Bまで、人物のイラストで「描きくらべ」しています。それぞれの鉛筆で描ける、線の太さや濃さが一目瞭然ですね。

使い心地などのコメントが冴えわたる
イラストだけではなく使い心地などもコメント。「かたいけど色がきれい(5H)」「すぐみじかくなる(5B)」など描いている時の感覚をイメージしやすいものや、「学校(HB)(B)」というこれまで使ったシチュエーションが想像しやすいもの、「凶器(8H)」「紙をえぐるための道具(7H)」「バーベキューの墨(8B)」といったパンチの効いたものも。
ステッドラーの鉛筆、8H〜8Bまで描きくらべ
ちなみに「描きくらべ」に使用した鉛筆は時松さんの自宅にあったもので、ステッドラー社の鉛筆「マルス ルモグラフ」には、10Hから12Bで展開しているものもあるとのことです。
想像もつかないかたさや濃さ
投稿には「ステッドラーの鉛筆愛用しているのでこれは楽しい」など、時松さん同様、創作に鉛筆を使う人からたくさんのコメントが寄せられていました。「わかりやすい!」「待ってましたァァーーって…叫びたいくらい参考になる」といった声も。
「濃さ硬さへのコメントも言い得て妙で思わず笑ってしまいました」「8Hが『凶器』っての、わかる」「7Hとか8Bの説明が面白くて使ってみたくなりました」と使い心地などについてのコメントに心引かれた人や、「かわいい絵ですね」「まるで擬人化されたように見えます」と人物のイラストが気に入った人も。
また、「鉛筆の一番薄いのって2Hまでしか知らなかった」「なによりも驚いたのは鉛筆の芯の濃さにFなるものが存在することだったりする」「EEに出合ってみたい」と、投稿が新たな鉛筆を知るきっかけになった人もいたようです。そして、ステッドラー日本の公式アカウントからは「素敵なご紹介をありがとうございます!!」と感謝の声が贈られていました。
時松さんは「時松はるな」名義でも活動。オリジナルのLINEスタンプ、能狂言をモチーフとしたグッズや「マンガでわかる能・狂言」(誠文堂新光社)のイラストなどを手掛けています。
作品提供:時松(@tokima_t)さん
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