普通のガラスと強化ガラス、油圧プレス機にかけるとどうなる？　割れ方の違いが分かる実験が興味深い

　油圧プレスを使ってガラスと強化ガラスに重さを加え、どのようになるか観察した実験動画が人気です。見慣れた物が見たことのない姿で壊れる様子に、好奇心をくすぐられるかもしれません。

　投稿したのはさまざまなものをプレスする動画を投稿しているYouTubeチャンネルCrazy Hidraulic Press。ガラスにプレス機で力を掛けて、どのような反応が起きるか観察しています。普通のガラス1枚は71キロで割れてしまいます。強化ガラス1枚は356キロの重さで粉々に砕け散りました。

　さらに複数枚のガラスを重ねて試してみると、強化ガラスは20トンほどで部分的に割れてしまい、60トンあたりで爆発するようにして粉々に砕け散ります。普通のガラスは10トン未満ですぐにひび割れ、細かな破片を飛び散らせていますが、100トンの重さがかかっても激しく砕けることはありませんでした。壊れ方が大きく異なっていて、見ていて非常に興味をそそられます。

　その後もさらに強いガラスを使って、耐久性を確かめていきます。軍事用に使われている乗り物の窓ガラスは、100トンの重さがかかってもひび割れる程度。とても優れた耐久性のガラスを使用していることがよく分かります。

　Crazy Hidraulic Pressでは他にも油圧プレスを使った実験動画を公開しています。紙をひたすら半分に折り続ける様子など、興味深い動画が公開されています。

画像はYouTubeチャンネルCrazy Hidraulic Pressより