画期的でユニークな文字入力デバイスをエイプリルフールに提案してきたGoogleの日本語入力・Gboardチームが、10月1日にネタとしか思えないキーボードを発表し、Twitterで「あれ今日4月1日?」「エイプリルフールって下期にもあるんだ」と戸惑いの声が上がっています。

Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

キー配列は「1次元 QWERTY 配列」と「1次元 ASCII コード配列」に対応(出典:Google Japan Blog

 「Gboard 棒バージョン」は、キーボードのキーを一列に配置することで、「入力したい文字を探しやすくした」とのこと。公式の動画では、チームメンバーらが「左から16番目が『G』っていうのがすぐにわかって便利」や、「私は長さで覚えちゃいましたね。23センチのところが『S』って」と紹介しています。それ逆にわかりにくくない……?

 長さは1.65メートルとかなり長く、右端と左端のキーを同時に押す場面がきたら詰みそうです。ピアノの連弾のように2人での文字うちもオススメしています。それはそれでかなり難しいけれど、ちょっと楽しそうかも……?

Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

自然とパーソナルスペースが確保される長さ(出典:Google Japan Blog

 他にも物理的な長さを生かした「物干し機能」「物差し機能」とツッコミどころが満載。さらに「バグ取りモジュール」を先端に取り付けることで、“虫あみ”としても活用できるようです。そっちのバグかよ!

 「Gboard 棒バージョン」は、3Dプリンター等を利用して自作するための設計図、回路図、ファームウェアなどをGitHubで公開しており、活用することで世界に1本だけのキーボードが作れます。

 ちなみにGoogle Japan Blogによると、今回の公開日については「101キーボード(※キーが101個あるキーボード。現在あるWindows系キーボードのベース)にちなんで10月1日に公開しました」とのことでした。

「Gboard 棒バージョン」の公式紹介動画
Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

掃除のブラシがけも一直線でラクラク(?)

Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

猫に踏まれることもなくなるかも

Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

「うまくバランスをとりながら進められます」

Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

開発中の「メモリー棒モード」があれば身長測定も可能に

Google 日本語入力 Gboard 棒バージョン 物理 キーボード

バグ(虫)取り