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ホロライブ所属の人気VTuber数名が、AIで作成したというファンアートについて、意見を表明しました。

呼びかけを行った白上フブキさん(画像引用:ホロライブ公式サイト)
ホロライブ1期生/ホロライブゲーマーズで、199万人のチャンネル登録者を誇る白上フブキさんは、10月11日、AI製のファンアートは「AIで作りました」との表記を必ず記載するようファンに呼びかけ。理由として、「AIイラストは凄くて私も関心はあるのですが、まだ色々と発展途中な業界なので サムネ等の配信活動には活かせません」と述べ、協力を仰いでいます。
ファンアートのサムネ利用例
ホロライブ6期生の博衣こよりさんも、AIイラストをファンアートに使用する場合は、AI製であることを表記するよう協力を呼びかけ。その他にも、夏色まつりさんや大神ミオさん、常闇トワさん、小鳥遊キアラさんなどが、AIイラストのファンアート投稿を控える、もしくはきちんとAIイラストだと明示するよう周知しています。
MidjourneyやStable Diffusion、NovelAIなど、近頃耳目を集めているイラスト作成AIですが、まだ発展途上でもあります。AIイラストの権利周りの問題として重要なのは「第三者の著作物の学習」と「AIが制作したイラストの著作権」についてです。現状、前者は日本著作権法30条の4第2号において、「情報解析」目的であれば認められています。また、AIが制作したイラストの著作権については、AIが自律的にイラストを生成したと言える場合は、著作権が発生しないとされています(関連記事)。
しかし、「情報解析」の範囲やAIの自律性については、いまだ明確な基準が定められておらず、現状は合法にとどまっているものでも、将来違法とされる可能性があり、非常に不明瞭です。また、法的には問題ないとしても、AIの利用規約などで商用が禁止されている場合もあります。トラブルを避けるためにも、AIで制作したイラストは慎重に利用することが大切です。
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