新テレビアニメ版「うる星やつら」の放送が10月13日深夜にスタート。新旧ファンが集合しネット上でも大いに盛り上がりました。そんな中、往年のファンの間で「ベータマックス」での録画に挑戦するムーブメントが勃発。Twitterでは「懐かしい」「狂気」とこれまた反響を呼んでいます。

ブラウン管テレビで令和版「うる星やつら」を見る様子(画像提供:大西さん/@2012apocalypsis)
ベータマックスとは、1975年に発売したビデオテープの規格。画質の良さが売りで、1980年代中盤までライバル規格の「VHS」と壮絶な市場競争を繰り広げたことでも知られています。
「うる星やつら」の前テレビシリーズは1981年から1986年にかけて放送され、一世を風靡。放送当初ビデオテープは高価だったので、ベータマックスで録画できる家庭は限られました。そんな限られたオタクだけに許されたぜいたくを、令和版「うる星やつら」で追体験しようとするTwitterユーザーが続々と現れたのです。
Twitterでの盛り上がりを見て「これは狂ってるわ!」と思い、自分も録画してみたという大西さん(@2012apocalypsis)のツイートは、2000件以上のリツイートを集める話題に。大西さんは、録画にはソニー製の機種「EDVー9000」(1987年発売/定価29万5000円)を使用。これはベータマックスの高画質版規格「EDベータ」を採用した機種で、再生にはやはりソニー製の「トリニトロンカラーテレビKV-21DA」を使いました。
放送後に録画状態を確認したところ「まったく問題ありませんでした」とのことで、再生した瞬間の心境については「うん最高! 機材も自分も生きてて良かった!」と語っていました。テープ残量的に全話の録画は厳しいかもしれないそうですが、「できるだけ令和の『うる星やつら』をこのベータ機で録画していきたいと思います」とのことでした。
Twitterではこの他にもベータマックスで録画に成功した人や、ベータに対抗してS-VHSを引っ張り出す人など、お茶の間でそれぞれの楽しみ方をした人が続出しました。
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