新幹線で号泣する女の子を見かけた女性が、勇気を出してお母さんに話しかけてみたら……。心あたたまるエピソードがTwitterに投稿され、11月15日現在7万7000件の“いいね”が集まるなど大きな反響を呼んでいます。
投稿者は、でん(@OsenbeBaribari)さん。ある日、新幹線に乗っていたでんさんは、車内で号泣している2歳くらいの女の子と、そのお母さんの姿を見かけました。
子どもが公共の乗り物内で泣いてしまうと、親は周囲への申し訳なさから肩身の狭い思いをするもの。新幹線など、長距離の移動手段であれば、それはなおさら。何とか泣き止ませようとしてもうまくいかないときは、焦る気持ちがつのります。
でんさんは、泣き止まない女の子を見て、たまたま持ち合わせていた犬のイラストのシールをあげたいと思いつきました。ブルドッグやシべリアンハスキーなど、さまざまな犬種をモチーフにしたシールはかわいらしく、子どもがよろこびそうです。

一方で、「2歳ってまだシールの年じゃないのかな? 話しかけることで人見知り泣きさせちゃったらどうしよう」という不安な気持ちが湧いてきてしまいます。「お母さんに話しかけていいのだろうか」と迷ったでんさんですが、勇気を出して話しかけに行きました。
すると、女の子はシールに興味をもち、でんさんがスマートフォンに貼っているのと同じシールを選んでくれたのだとか。でんさんは、勇気を出して話しかけたことを振り返り「シールの年齢だったよかった」「嬉しかった!」と、つづっています。本当によかった……!
「女の子抱いていたお母さんに、うるさいなんて思ってないです。黙って見守ってる人たちも絶対味方だからって伝わってたら嬉しいな、偽善でもいいや〜って思う」というでんさん。偶然出会った誰かを思いやる気持ちがあっても、いざ声をかけるとなれば勇気がいるものです。シールを通して、女の子だけでなく、お母さんにもでんさんのやさしい気持ちが伝わったのではないでしょうか。
投稿を見た人からは、「素敵な勇気ありがとう」「優しさをありがとう。読んでいるだけで優しさのお裾分けしてもらえた気分で嬉しいです」「全然偽善なんて思わないし、行動するのも尊敬するし、シール持ち合わせてるのもすごいなって思いました」などの声が。また、「わたしそんなことしてもらえたら、涙出ちゃうと思います」「2歳ってイヤイヤ期で、親は疲弊してることが多いので、こう言う優しさはホントありがたいです」といった、保護者の声も寄せられていました。
やさしさあふれるでんさんのエピソードは、同じような状況に置かれたときに見習いたくなります。でんさんの行動に、多くの人が心動かされたエピソードでした。
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