マクドナルドの「マックフライポテト」に緑色の部分があった、という投稿が話題になっています。たまに見かけることもあるこの部分、不安になってしまう人もいますよね。今回、編集部では日本マクドナルドに食べても大丈夫なのか、なぜ緑色になるのか聞いてみました。

先端が深緑色になっているマックフライポテト(画像提供:しろまる_さん)
話題になっているのは、先端が深緑色になっているポテトの写真です。投稿者のしろまる_(@Shiromaru_Edit)さんが「なんかポテト色おかしいんだけど」という言葉とともに写真を投稿したところ、約3.9万いいね(記事執筆時点の11月22日11時現在)を獲得するなど注目を集めることになりました。
投稿には「1回だけ見た事ある」「自分もありました。大事をとって先っぽだけちぎって捨てましたが」「よくあるけど普通に食べちゃうねダメなんかな?」など、同じく緑色の部分があるポテトを見たことがあるユーザーたちから、さまざまな反応が寄せられています。
果たして、ポテトにある緑色の部分は食べても大丈夫なのか、なぜ緑色になるのか。編集部ではマクドナルドに取材しました。
マクドナルドの見解

人気のマックフライポテト(画像は公式サイトより)
SNS上ではポテトにある緑色の部分を不安視する声も見られました。マクドナルドは編集部の取材に対し、マクドナルドは緑色になる理由について、「ジャガイモが光に当たることで葉緑素(クロロフィル)が増えて表面が緑色に変色したものです。緑色はクロロフィルの色であり、ソラニンそのものの色ではありません」と述べています。
一方で、農林水産省の公式サイトには「じゃがいもは、光が当たると葉緑素(クロロフィル)が増えて緑色になるため、表面が緑色になったじゃがいもには毒素が多く含まれると考えられます(注)。注:緑色はクロロフィルの色であり、毒素の色ではありません」と記載されています。
マクドナルドはこの点について、「ソラニンは、じゃがいもの芽や芽の根本、皮や光が当たって緑色になった部分により多く含有されている天然化学物質(天然毒素)です。(マクドナルドが使用している)適切に栽培・管理されたじゃがいもは天然化学物質(天然毒素)の濃度は低くなっています。また、皮むきなどの加工工程でも濃度が低くなります」とコメント。
過去にポテトの緑色の部分を食べてしまったという人に関しては、「マックフライポテト製造工場や店舗にて可能な限り、緑色部分を除去するよう努めていますが、万が一お召し上がりになった場合でも、健康への懸念はないとされています」との見解を示しました。
一方で、今後ポテトの緑色の部分を見つけた際の対応については、「もし緑色部分を見つけられた場合は、お手数をおかけいたしますが、店舗やお客様相談室へご連絡をいただければ、現品をお預かりし確認をさせていただきます」と述べています。
※じゃがいもの緑色の部分に関して、農林水産省の見解との相違があるのではないかという読者からの指摘を受け、編集部ではマクドナルドに追加で問い合わせのうえ、農水省の見解とともに回答を記載しました。初出時に不備があったことをお詫びいたします。【11月25日12時50分追記】

ポテトにある緑色の部分についての記述(画像は公式サイトより)
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