「伝説巨神イデオン」のプラモデルに小型の有機ELディスプレイを仕込み、起動時の「目に走査線が走る」シーンを再現した改造が見事です。これはやばいやつが発動しそうな予感。

イデオン

起動時の「ヒュイ〜ン」を再現!(画像提供:6jiroさん)

イデオン

0.42インチの有機ELを内蔵して表現している(画像提供:6jiroさん)

 改造のベースは、青島文化教材社が11月に発売したばかりの「1/450 伝説巨神イデオン」。イデオンを新造形で可動も豊かに再現したプラモデルで、イデオンソードや波動ガンなど付属パーツも充実しています。全方位ミサイルのエフェクトパーツで、カミューラ・ランバンのかたきもとれる優れもの。

イデオン

450分の1スケールでも全高約24センチの大物(Amazon.co.jpより)

 モデラーの6jiro(@6jiro1)さんはイデオンの頭部に、0.42インチの有機ELを内蔵。マイクロコントローラーを仕込んで制御し、走査線の表示に成功しました。光ファイバーを束で仕込むなどさまざまな案が浮かぶなか、有機ELのユニットを仕込むのが一番簡単だったというのだから、「簡単」のハードルが高い……。

 高度な改造は「本物のイデオンが見られるとは思わなかった」「起動音が脳内再生される」と大好評。メーカーも「すごすぎる……」と舌を巻くほどです。

 ただ、バイザーのクリアパーツ越しに見る光は少々暗く、6jiroさんはまだまだ満足できていないようです。リプライでは「ディスプレイのフィルムをはがしてレンズの色合いを変える」「クリアパーツを型取りし、薄い色のレジンで複製する」といった提案も寄せられています。

 6jiroさんはほかにも、イデオンソードを電飾するなど、いろいろと凝っている様子。完成したらイデが目覚めそうな勢いです。

別途「光るイデゲージ」も製作。全宇宙がやばい

動画提供:6jiro(@6jiro1)さん