ねとらぼ
2022/12/19 13:30(公開)

何に使おう? 東海道新幹線の車両貸切サービス開始 「1編成まるごと」もOK

会場は新幹線の車内です! という時代もやってくるかも。

 東海旅客鉄道(JR東海)は、東海道新幹線を1両から貸し切りできる「貸切車両パッケージ」を発売しました。

東海道新幹線
東海道新幹線の車両(画像:JR東海)

 貸切車両パッケージは、東京〜新大阪間を結ぶ東海道新幹線「のぞみ」の普通車(13〜16号車)もしくはグリーン車(8、9号車)を1両単位で貸し切れる旅行商品。1編成丸ごと(1〜16号車)の貸し切りも対応します。

貸切車両パッケージの概要
「貸切車両パッケージ」の概要(画像:JR東海プレスリリースより、以下同)

 設定区間は首都圏(東京・品川・新横浜)〜名古屋・京都・新大阪間。乗車人数にかかわらず貸切可能で、片道のみでも利用できます。

オプションメニュー例1
オプションとしてヘッドカバーやレッドカーペットなどの特別仕様にカスタマイズ可能

 オプションとして液晶モニターやオリジナルのヘッドカバーを設置したり、レッドカーペットを敷くなどの演出を申し込めます。車内では貸切号車専用のワゴンによる車内販売サービスや、乗務員やパーサーが実際に使用している制服の貸し出し、駅での横断幕掲出による見送り・出迎えにも対応します。

オプションメニュー例2
駅にて横断幕やサイネージを表示させたり、制服を着用することも可能

 料金は応相談として、JR東海ツアーズとJTBが旅行パッケージとして取り扱います。申し込みは乗車希望日の2カ月前まで受け付け、年末年始やGW、お盆などの一部日程では利用できません。

 JR東海では2022年3月の東海道新幹線「のぞみ」30周年にあわせて、新幹線1両を貸し切って利用するアイデアを募集。選考のうえで実際に貸切車両を運行する企画を実施しており、今回、正式に旅行商品としてのサービス提供が始まりました。

 地方私鉄などでは実施していることもある列車の貸し切りですが、JR東海が東海道新幹線という大動脈で開始することで、移動が手段ではなく楽しみの一つへと変わっていきそうですね。

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