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米海兵隊の責任者が、性別に応じた敬称として使用されている「イエス・サー」「イエス・マム」に代わる中立的な言葉を使用することを検討していると、12月に開かれた国防諮問委員会にて発表したと報じられています。

(画像はMarine Corps Timesより)
ピッツバーグ大学がまとめた調査報告書により、米軍の半数では、訓練担当者の性別による識別が廃止されていることが明らかになりました。この調査は、海兵隊が2020年に委託したもので、2022年に発表されています。海兵隊のブートキャンプ(新兵訓練)の統合に向けた報告書となっており、訓練教官の性別に応じた敬語をやめることが推奨されています。具体的な言葉として、「サー」や「マム」ではなく「ドリルインストラクター」という中立的な言葉を使うことが提案されました。
米海兵隊について報道している専門紙「Marine Corps Times」によると、海兵隊訓練教育司令部主任のハワード・ホール大佐は前向きな姿勢を見せています。一方で、バージニア州アーリントンで開かれた四半期ごとの公開会議で、「正直なところ、すぐに解決できる問題ではない」と発言しています。
ホール大佐は若い新兵が卒業して海兵隊に入ったあとについても考慮した姿勢を示し、「後に動揺をもたらすような急場しのぎは避けたい」と語りました。「サー・マム、サー・マム」と繰り返してきた呼称を新兵の時代から変更するとしたら、海兵隊全体の対応についても検討しなくてはならないとして慎重な説明を行いました。




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