東京消防庁が公開した、石油ストーブにガソリンを誤給油する実験動画が注目を集めています。爆発すると思っていた人が多いようですが、ある意味もっと怖いかも……。

石油ストーブガソリン誤給油

どうなるのでしょうか

 この実験は、灯油を買いに来た客にガソリンを販売してしまう誤販売事故を想定して行われたもの。石油ストーブのカートリッジタンクに、ガソリンを給油して点火します。すると、意外にも点火後しばらくはちゃんと石油を入れた場合と区別がつかない状態となります。

 しかし、点火から約30分ほどすると、小さな炎が上がり始めました。さらに点火から40分が経過すると、大きな炎が立ち上がる状態に。点火後にストーブの元を離れていたら、火災につながってしまいそうです。

石油ストーブガソリン誤給油

時間がたってから火が上がるようです

 さらに、誤って2種以上の危険物が混ざった「コンタミ」の誤販売が起きた場合を想定して、石油とガソリンが混ざった燃料を給油して点火。こちらも同じく、点火後時間がたってから異常燃焼により火が上がりました。

 この実験動画は2021年12月に公開されたものですが、2022年12月に愛媛でガソリン混入灯油が販売された事故が起きたことから今になって注目を集めたようです。