スペインで活動するブラジル出身フォトグラファー、ヴィトール・スケッティさんの、長時間露光で撮影した光り輝く盆栽が注目を集めています。

光り輝く盆栽

光り輝く盆栽

 ヴィトールさんは線香花火やライトをかざした盆栽を、長時間露光で撮影する「Impermanent sculpture」(儚い彫刻)という作品シリーズを生み出しています。光の軌跡がそのまま残った状態で撮影された盆栽はまるで自ら火花を散らし、エネルギーを持て余しているように見えます。

光り輝く盆栽

光り輝く盆栽

溢れんばかりの生命力

 ヴィトールさんは夢や思い出を視覚的に表現することをコンセプトにしたアーティスト。今回の作品はずっと留めておけない盆栽を彩る光の瞬間を、長時間露光によって見事に写真に収めています。まさに一瞬限りの「儚い彫刻」とも言える作品です。

光り輝く盆栽

芸術は爆発だ!

 作品を目にした人の中には、Instagramのコメント欄に、デンマークの哲学者キルケゴールの「人生は振り返って初めて理解できる。しかし前を向いて生きなければならない」という言葉を残した人も。ヴィトールさんの作品によって感慨深い気持ちにさせられたようです。

光り輝く盆栽

クリスマスをイメージ

 ヴィトールさんの「Impermanent sculpture」は、ファインアートプリントとして公式サイト「Schietti Photography」で購入可能です。またInstagramでは、盆栽の他にも光に彩られた樹木を長時間露光で撮影したさまざまな作品が見られます。

光り輝く盆栽

樹木に降り注ぐ光の雨

Image credit:Vitor Schietti(Instagram/Webサイト