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東京藝術大学の卒業・修了作品展に登場した「回るこたつ」がTwitterで注目を集めています。丸い和室の上で、こたつ布団がぐるんぐるん……楽しっ!


遊園地みたいで楽しい!(画像提供:安野貴博さん)
このユニークな空間は、同学の大学院美術研究科でGAP(グローバル・アート・プラクティス)を専攻する浅野ひかり(@aaasano00)さんの修了作品。四畳半の畳を丸く切り抜いたような土台に、街灯風のポールがそびえ立ち、その上部にはこたつの天板と布団が傘のように取り付けられています。
ポールの下部には大きなハンドルが付いていて、遊園地のコーヒーカップと同じ要領で回すと、こたつ布団が勢いよく回ります。布団の端がひらひらと舞う様子が魅惑的で、目が吸い込まれてしまいそう。

童心に返って大回転!(画像提供:浅野ひかりさん、以下同)
作品名は「丸い地球の模様替え」。こたつが回転するほか、キャスター付きで建具ごと移動でき、「観客の手で作品が動き回り、空間を構成する要素が常に変化し続ける」構造がそのゆえんです。

同作は作家の安野貴博(@takahiroanno)さんがTwitterで紹介したことで、広く注目を集めることに。「魔法のじゅうたんみたい」「何か分からんけど楽しい気持ちになる」「こたつ布団が吹っ飛んだ!」など、さまざまな反応を呼びました。
安野さんがなぜこたつが回っているのか聞いたところ、「最初は回していなかったが、試しに回してみたら面白かった」と、浅野さん。編集部では作品について、詳細を聞いてみました。
これまでも和室を再現した作品に取り組んできた浅野さんは、今回は和室そのものの改変を試みたとのこと。「その結果、和室と遊具が融合したような形態になり、誰でも遊べるような作品になりました」と語ります。
制作期間は約3カ月。特に、土台の丸い畳は岐阜県の畳屋「国枝」へ出向き、職人さんの協力を受けて制作に臨んだそうです。




観客からは「深海生物みたい」「空に飛んでいきそう」「ドレスみたい」など、「いろいろな見え方やご意見をいただいている」と、浅野さん。作品は3月から、戦前より続く日本家屋「仲町の家」(東京都足立区北千住)へ展示の場を移し、「見慣れた空間とのズレや違和感」を表現するとのことです。
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