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幼稚園児の男の子が導き出した「生きること」の本質とは……? そんな漫画がTwitterに投稿され、「尊すぎて涙出ます」「深い……深すぎる!」と話題になっています。投稿には、2月15日時点で5000件以上の“いいね”が集まっています。

投稿者は、息子のににくんと娘のととちゃんを育てているパパ頭(@nonnyakonyako)さん。ある日、ににくんがパパ頭さんに「『いきる』ってなんだとおもう?」と、聞いてきました。

この大人びた質問に対して「え? 急に深すぎじゃね?」と、戸惑うパパ頭さん。そんなパパ頭さんを尻目にととくんは、「『いきる』って『きもち』のことだとおもう」と、続けます。
哲学的な質問にはじめはとまどってしまったパパ頭さんでしたが、「どうしてそう思ったの?」とににくんの考えに耳を傾けます。

まず、“おいしい”について考えたというににくん。ママが作る大好きなオムライスを見ただけで“うれしい”とワクワクして食べる前から“おいしい”という「きもち」になることを教えてくれました。そこでににくんは、この“うれしい”や“かなしい”などの「きもち」が「いきる」ということではないかと気づいたのだそうです。

この考えを聞いたパパ頭さんは、頭の中でににくんの考え方を整理をしました。食べ物で考えてみると、人は味覚で味を確認し、その感覚から「現実」を受け止めます。その現実をそれぞれに解釈した結果こそが、ににくんの言う「きもち」。これこそが、ににくんが考える「いきる」ことなのではないか……パパ頭さんはそう考え、ハッとします。

ににくんは「ににはしにたくないんだ」「『きもち』が大好きだから」と言います。日々一生懸命に過ごす中で新しいことに出会い、それを自分の中で受け止め、感情が生まれたときに「いきている」と感じる。ににくんの言葉からは、「きもち」が生まれる体験をとても大切だと思っていることがうかがえます。
そんな話をしてくれたににくんを、パパ頭さんは「教えてくれてありがとう よく考えたね」と褒めます。そして、「これからもきっと、色んな『きもち』に出会うことができるよ」と、やさしく語りかけるのでした。
幼稚園児とは思えない深い思考を持ったににくん。自分が感じたことを考え、言葉にすることは、大人でもなかなかできることではありません。
この漫画には「ににくん、深い! 考えてる瞬間も生きている」「ににちゃんほんと素敵な感性の持ち主」と、ににくんの考えに感銘を受けた人のコメントや、「この歳ですでにこの解釈……間違いなく天才……」「人生何回目ですか、もう師匠ですね!」といった驚きの声が集まっています。
パパ頭さんはTwitterアカウント(@nonnyakonyako)の他、ブログ「パパ頭の日々のつぶやき」でも漫画を公開中。また、3月1日には書籍『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』が発売されます。
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