水道管の破裂に気づかず放置していたら、トイレに厚さ20センチほどの氷が張っていた――。青森県に住む人の体験談が、インパクトがすごすぎて話題です。

氷の壁ができとるー!
投稿者は、青森県津軽在住のごろー(@mattarhythm_com)さん。ハッシュタグ「#フォロワーの9割以上が体験したことなさそうなこと」に応える形で、2001年に起きた出来事をツイートしました。
その冬は例年にない寒さでした。自宅の水道管が破裂しましたが、あまり使わない部屋のトイレでの漏水だったため、誰も気づきませんでした。ご家族は皆“のんきな性格”だそうで、トイレ前の廊下が凍りついているのを見ても「今年は寒いんだねー」くらいに思っていたそうです。
発覚したのは、冬の終わりが見えてきた2月18日。「ん?なんかこのドアの隙間が凍ってない?」と開けてみたところ、床一面が氷に。厚さ20センチほどにまでなっていました。これを見たときには母とふたり、笑うことしか出きなかったそうです。




リプライ欄などには「水道代かなり上がったんじゃなかろーか?」「どうやって掃除というか後始末されたのか気になります」といった声が寄せられています。当時の詳しい状況をごろーさんに聞きました。
「おそらく、管が破裂してから1カ月程度放置していた」
――水道管が破裂してから気づくまで、どのくらいの期間がありましか。
ごろーさん:数日前から母に「廊下一面に氷が張ってる」と言われていましたが、その冬はまれに見る厳冬であり、またのんきな性格の親子なので「異常な寒さだから、氷ぐらい張るだろう」と放置していました。
わが家は長細い作りであり、生活の中心がその場所の反対側であったため、祖母が生前住んでいたそのブロックには関心が薄かったのです。管が破裂してからの期間は、おそらく1カ月程度と思われます。
――水道代はかなり上がったのでしょうか。
ごろーさん:水道代については、正月に姉家族が集結するので、もともとその間は普段の倍になります。また、発見したときは「水が噴出」というよりは「漏れ出ている」といった状況だったので、それほど高額ではなかった覚えがあります。
――この後、どのように対処されましたか。
ごろーさん:なじみの水道屋に来てもらい、水道管を閉じてもらいました。そのあとは母とふたりでひたすら水をすくって氷を砕き、3時間後に処理が完了しました。この非日常的な異常事態には楽しんで対処できましたが、完了した直後に屋根の雪がごう音をあげて落下し、通路をふさぎました。これを片付けるほうが精神的にはツラかった覚えがあります。
――家が傷んだりなどのダメージはありましたか。
ごろーさん:当時でも築40年の建物ではありますが、元々祖母が生前トイレに使っていた場所なので気密性が高く、丈夫な作りになっていました。それゆえに水がドアの外に漏れ出る程度で収まり、氷の壁ができたのだと思います。多少染みはできたものの部材を傷めることなく、現在でも物置として使用しています。
画像提供:ごろー(@mattarhythm_com)さん
(高橋ホイコ)
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