戦国武将毛利元就の逸話として知られる、「三矢の訓(三本の矢)」のパロディ4コマ漫画が、明らかにおかしいのに教訓的(?)です。作者は漫画家のすがぬまたつや(@sugaaanuma)さん。

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ちょっと様子がおかしい毛利元就

 そもそもの元ネタは、「1本の矢は簡単に折れるが3本束ねるとなかなか折れない。つまり結束が大事」と、元就が3人の息子に説いたとされる訓話。ところが、この漫画の元就は、「1本だと簡単に折れるから折る気にもならないが、3本ならなかなか折りごたえがある」と、パワフルなことを言ってきます。というか、3本だろうとたやすく折ってる。

三本の矢

 結局この比喩で何を言いたかったのか? 元就は諸肌を脱いでたくましい肉体を見せつけ、「3対1上等、まとめてかかって来い!」と、息子たちを挑発するのでした。もしかして、力を合わせて偉大な父親を乗り越えろってこと……?

 過程はどうあれ、元ネタと同じ教訓に着地したと言えなくもない漫画には、「つまり3人で協力するのが重要」「最終的に協力しないと勝てなさそうだから結果的にOK」と納得した人もいる様子。「三本の矢」自体が後世の創作だとも言われていますし、この漫画のようなバリエーションがあったっていいのかもしれません。

 すがぬまたつやさんはTwitterで多数の4コマ漫画を公開。まとめて読める無料の電子書籍版もKindleで出しています。

作品提供:すがぬまたつや(@sugaaanuma)さん