さびた配管が複雑に交差し、蒸気が噴き出している巨大工場の写真がTwitterに投稿され、約4000件のいいねを集めています。

錆と蒸気のワールド

迫力と長い年月を感じる工場写真

実在の場所なのに、映画やゲームの一場面のようにも見えます

 投稿したのは、印象的な風景写真を撮ることで知られる写真家の小林哲朗(@kobateck)さん。「和歌山に鉄と錆(さび)と蒸気のワールドがあるという」と伝聞形式で、さびに覆われ、ところどころから煙が噴き出すプラントの写真をツイートしました。

 工場はさびでこれまで経てきた年月が感じられるばかりか、蒸気によって生き生きとした迫力が加わり、見る人の想像をかき立てる外観です。実在する工場を撮影したのに、どこか生き物のように感じたり、非現実めいて見えたりする、不思議な魅力があります。

 投稿には、「すっっげええ」「最高に好き」「おおッ 蒸気ワールドって! 素晴らしい光景に萌える」など、ストレートに感動を伝えるコメントが多数寄せられました。また、「はあ…渋いいい! 色合いまで素晴らしいですね」「こんなにも無機質なのに生命を感じる錆!!!人の営みは見えないけど息吹を感じる素晴らしい」など、その良さを説明する声も見られます。

 なかには、「メッチャFFVIみたいで好き」「FF6の魔導研究所のBGMが脳内再生される人は多分同世代」など、「ファイナルファンタジーVI」の背景を思い出したという人もいました。

 小林さんはTwitterInstagram公式サイトなどに撮影した工場や夜景、路地、廃墟などの写真を投稿しています。

作品提供:小林哲朗(@kobateck)さん

(谷町邦子 FacebookTwitter