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3Dプリンターでチーズケーキを作ることに成功したとコロンビア大学工学部が論文を発表しました。食の安全や健康面が気になりますが、加工食品よりも栄養の調整が可能で、個人に適した食品を作ることもできると、新しい食体験の可能性を提示しています。

さまざまな素材を多層にプリントすることで作られたチーズケーキ。レーザー調理を導入することで、これまでと比較して幅広い食材の利用が可能となりました。研究ではピーナッツバターやいちごジャム、バナナピューレなど、主に7つの食用インクが使われています。それぞれの層の土台としてグラハムクラッカーを使うことで、多層形状がうまくいったといいます。
論文著者のクリスチャン・クーパー教授は、3Dプリンタで作られた食材が健康的であるかどうかという点について「個人に合わせた栄養の調整ができるようになるかもしれない」と希望の兆しを述べています。また、嚥下(えんげ)障害のある人のためのピューレ状の食材を、柔らかさは維持したまま、形状だけは実際の食品に似せることで魅力的な見た目の食事を提供できるかもしれないと、今後の可能性について言及しました。

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