チョコレートで作られた、ユーモアあふれる架空の生き物たちの生態を描くコマ撮り動画が、TikTokなどのSNSで注目されています。計量スプーンとサンショウウオが合体したような生き物など、独創的な世界観でSNSの総フォロワー数50万人以上を集める「Qrazy Chocolate」の運営者に、制作過程など話を伺いました。
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「Qrazy Chocolate」は、“食べられる未確認生物”をコンセプトに、オリジナル生物をチョコレートにした商品を展開しています。
カカオの実のようなパッケージにマングースのチョコレートが入った「カカオマングースの巣」、ミルクを飲み続けて体が真っ白くなった「ミルクノミウシのホワイトチョコレート」など、さまざまな生き物たちの動画は、200万回以上の再生を記録しているものもあります。食べられる未確認生物の独特な生態、その捕獲方法や調理方法をユーモアあふれる表現で解説しています。




数々の投稿には「ずーっと見てられます」「天才……!!」「毎回想像力とクオリティがすごい」など、ユニークな世界に魅了される人の声が寄せられています。ねとらぼ編集部では、このようなユーモアあふれるコンセプトがどのように生まれたのか、投稿制作の裏側について「Qrazy Chocolate」を運営する平安山(へんざん)さんに話を伺いました。
投稿1件あたり、約30時間かけて作られている“食べられる未確認生物”の世界
――コンセプト“食べられる未確認生物”の誕生のきっかけをお聞かせください
Qrazy Chocolate:今までにない新しい体験を生み出せるお菓子を作りたいと思ったのがきっかけです。流行しはじめていたショート動画を活用して「視覚+味覚」で新しい体験を生み出せるお菓子を作れないかと考え、動画制作をはじめました。色々な形を試した中で、自分でも面白いと思えて、動画コンテンツとしても伸び代があると感じたのが今のコンセプトです。
――運営は、平安山さん1人で行っているのですか
Qrazy Chocolate:はじめてしばらくは1人でしたが、現在は2人で運営しています。動画やチョコレートの制作は主に私が行なっており、チョコレートの型の制作などをもう1人が担当してくれています。
――独創的でステキなアイデアは、どのように考案されているのですか
Qrazy Chocolate:決まった方法はありません。「こういうお菓子があったら面白いな」というところから生き物の設定を考えたり、逆に「こういう生き物がいたら面白いな」というところからお菓子のレシピを考えたりします。あとは「動画としてこういうシーンがあったら面白いな」というところから全容を考える場合もあります。
――投稿1件あたりの制作時間はどれほどなのでしょうか
Qrazy Chocolate:平均すると30時間ほどだと思います。企画に5時間、粘土での模型制作に10時間、お菓子作りに5時間、コマ撮りと編集で10時間ぐらいです。
――SNSの投稿には、オンラインショップで販売されていないさまざまな種類の生物がいますが、今後それらの販売の予定はありますか
Qrazy Chocolate:今のところ未定です。今後も定期的に新商品は発売していく予定ですので、可能性はあると思いますが、新しく登場させたい生き物や作りたいお菓子もまだまだありますのでそちらを優先するかもしれません。
――SNSの投稿への反響についてどう感じますか
Qrazy Chocolate:単純にうれしいです。当初はもっとニッチなアカウントになるのではと考えていたので、予想以上に見てくれている方がいることに驚いています。
「Qrazy Chocolate」のオンラインショップでは、「カカオマングースの巣」「ミルクノミウシのホワイトチョコレート」「コサジサンショウウオのミルクチョコレート」の3種類を取り扱っています。人気のため現在は品切れとなっていますが、4月から5月に再“捕獲”予定とのことです。
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