コヨーテにそっくりで、人間に怯えていた野良犬を保護。モフモフで満面の笑みを見せるようになったビフォーアフターがYouTubeに投稿されています。動画は記事執筆時点で52万再生を突破しています。
メキシコ・バハカリフォルニア州で発見されたのは、痩せて皮膚病になりボロボロな野良犬。全身の毛並みが悪く、まるでコヨーテにそっくりでした。野良犬を見つけた動物保護活動家たちは保護を試みますが、人間に怯えて保護時には「キャン! キャン!」と大きな悲鳴をあげていました。

しかし、根は穏やかな性格なのか、なで始めるとすぐにおとなしくなったワンコ。車に乗せる際も怖がって吠えていましたが、フードをあげるとおいしそうに食べる姿を見せました。その後、「LOS ADOPTABLES SHELTER」に連れられたワンコは、健康な体を取り戻すためにケアを受け始めます。

全身がはげてコヨーテのようだったワンコですが、治療を受けたところ、すぐに本来のモフモフワンコの姿を取り戻すことができました。同じ犬とは思えない見た目の変化に驚くとともに、これまで非常に過酷な野良生活を生き延びてきたことが分かり、胸がつまります。
健康な体になったワンコは、里親を見つけるために米カリフォルニア州サンディエゴにある「The Animal Pad」にお引越しし、「シンバ」と名付けられました。最初のころは人に慣れず、なでさせもしなかったというシンバですが、女性スタッフの家で暮らすようになると、少しずつ人間と触れ合えるように。動画では、ソファの上で笑顔でリラックスするシンバの姿を見ることができます。
そして、女性スタッフの家で暮らすようになって3カ月後、ついにシンバは愛情いっぱいの里親の家に引き取られ、ずっとのお家で暮らせるようになったのです。
動画の最後は、シンバを保護した日から2年後、コヨーテそっくりだったシンバを保護した男性が会いに行く様子が流れます。そこには、にっこにこの笑顔で男性を歓迎するシンバの姿が! 里親の女性によると、シンバは里親のそばにやってきて、「なでてほしいよ!」と甘えることもあるのだとか。
2年前、人間におびえて悲鳴をあげていた姿とは、まるで別犬のようです。たくさんの人の援助を受けて、幸せな生活を送れるようになったシンバには「なんてすてきな話なんでしょう」「保護した人たちの活動はすばらしいです」「シンバが幸せになれてよかった!」「驚くべき変身だね!」などのあたたかいコメントが寄せられています。
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