お仕事には、本当に「楽しい!」と思える場面も「たの……しい……」とでも思わないとやっていけない場面もよくあるもの。そんな世の中の“あるある”をご紹介する企画「お仕事楽しい」。今回は、繰り返し見聞きしていれば覚えてしまう、という故事を証明したお話です。

お仕事楽しい

(イラスト:野田せいぞ

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近所の住人習わぬ進行を把握

ビニールハウスで苗を切りながら毎日のように隣の小学校の運動会練習を音で聞いてるので進行がすっかり頭に入ってしまい、若手の先生がたまに指示を間違えると「は?ここの2年生の退場だけは入場門からだろがよ」とか思っちゃう

(Tatsuro Suzukiさんのツイートより)

 干し芋農家を営むTatsuro Suzuki(@tatsuro_suzuk)さんのお話。家の隣にある小学校が運動会の練習をしており、仕事をしながら毎日のように先生が出す指示の放送を聞いていたそうです。そうしているうち運動会の進行がすっかり頭に入ってしまい、時々出る間違った指示に対してダメ出しができるほどになってしまった、といいます。

 「門前の小僧習わぬ経を読む」ということわざがあります。これは「何度も繰り返し見聞きできる環境にあれば、自然とその知識が身につく」というたとえ話なのですが、まさにこれを体現したものといえるでしょう。

 このツイートには「こちらも学校近くの畑では吹奏楽部の練習をBGMにしていたものです。知ってる曲だと作業も捗る(気がする)んですが、あくまでも練習、いいとこで止まって『ここのパート最初からもう一回!』とか、なかなか通しで聴かせてもらえません」「門前の小僧ならぬ近隣農家さんの運動会進行把握」「そのうち運動会の監督になりそう」など、同じように学校の近所に住んでいる人たちの実体験などが寄せられています。

記事:たけしな竜美(@t23_tksn

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