ボロボロになるまで使い込まれ、読み取りができなくなった交通系ICカード「PASMO」を復活させたという「謎のシール」が、Twitterで約2万5000件のいいねを集めるほど話題になっています。
投稿者はTwitterユーザーのこばやし 'にらたま' けんいち(@Niratama)さん。「いつものようにPASMOできっぷを買おうとしたらエラーが出た」と、当時の状況を振り返りながら1枚の写真を自身のTwitterに投稿しました。
こばやしさんが券売機できっぷを買おうとしたところ、PASMOが認識されないという症状が発生しました。駅員に相談してPASMOを確認してもらうと、改札では正常に認識されるものの、やはり券売機では認識されなかったそうです。

そこで駅員がPASMOの裏面に「右上に合わせる」と書かれた1枚のシールを貼ったところ、券売機でも正常に認識されるようになったそうです。
Twitterでは「ちょっとレアなシールいいな」「今の時代でも御札って効果あるんだな」といった反応がみられました。また、「黒のマーカーで塗りつぶしてもいけるらしい」「カード裏面の黒い帯が剥がれると使えなくなる」「駅員さんに油性ペンで塗り潰してもらったことがある」などといった話も寄せられ、カードの裏表判定を補助するために貼られたのではないかという指摘もありました。
ねとらぼ編集部では、このシールの詳細について取材を進めました。
パスモ「そのような対応はお願いしておりません」

実際に対応を行った埼玉高速鉄道に聞いてみたところ、すでにSNSで話題になっていることは把握しており、謎のシールについては埼玉高速鉄道が独自に用意しているものと回答。本来ならシールは目的を果たした後に剥がして回収するものでしたが、「誤ってシールを貼った状態のカードをお客様にお返ししてしまったもの」だそうです。
このシールが具体的にどういう役割を果たしているのかについても聞きましたが、詳細については回答は控えたいとし、今後は同様の事例が生じないよう徹底するとのことでした。
ちなみに、PASMO事業者の1つである京急電鉄に聞いてみると、話題になっている「謎のシール」の存在は知らず、「弊社ではこのようなシールは導入しておりません」とのこと。PASMOを運営しているパスモも「そのような対応はお願いしておりません」と回答。PASMOは東京メトロのほか、江ノ島電鉄、京王電鉄、秩父鉄道など、数多くの鉄道バス事業者が参加していますが、必ずしも同様の対応が行われるものではないようです。
画像提供:こばやし 'にらたま' けんいち(@Niratama)さん
(春山優花里)
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