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「野良猫時代ひどかったけど保護して幸せになりました写真展、だれか一緒にやりませんか」というTwitterの呼び掛けとともに投稿された写真に、大きな反響が寄せられています。投稿は記事執筆時点で1万8000件以上のいいねが寄せられています。
投稿者はスペイクリニック北九州(@Spaykitaq)さん。野良猫の避妊・去勢手術とワクチン接種を専門に行い、地域のTNR活動※を支える動物病院で、保健所からの犬・猫の引き出しや、里親募集もしています。
※TNR……Trap・Neuter・Return(トラップ・ニューター・リターン)を略した言葉。捕獲器などで野良猫を捕獲(Trap)し、避妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)こと
そんなスペイクリニック北九州さんが今回企画したのは、「野良猫時代ひどかったけど保護して幸せになりました写真展」。この企画は野良猫時代の写真と、保護後幸せになった猫たちのビフォーアフター写真をエピソードとともに冊子に掲載し、販売するもの(応募はすでに締め切り、冊子制作中です)。冊子の売上利益は全て猫の保護団体で分ける予定とのことです。
企画の立ち上げにともない、スペイクリニック北九州さんは3匹の猫たちの写真を掲載。どの猫ちゃんも、まるで別猫のようになったビフォーアフターを見せてくれています。

まずは「べーちゃん」。汚いからとエサやりをしている人に追い出されていた猫ちゃんです。保護直後からゴロゴロと甘え、「以前は人にかわいがられていたんだろう」とせつなくなったとのこと。成猫でわずか1.7キロしかなかったべーちゃんですが、避妊手術後、隔離期間を終えるとすぐに里親さんが見つかり、今ではとっても溺愛されているのだそうです。アフターの写真では、キリッとした表情を見せてくれています。

2匹目は「テツ」くん。疥癬(かいせん)という感染疾患で動けなくなっていたところをスペイクリニック北九州のスタッフが保護。保護時は顔全体が疥癬(かいせん)で覆われているような状況でしたが、クリニックでの適切な治療でたったの2週間できれいに! 今は里親さんのお宅で「コテツ」くんとして暮らしています。アフターの写真、保護直後からは想像できないほど、フワフワな毛並みでかわいいですね!


3枚目の猫ちゃんは「古賀」くん。去勢手術のためにスペイクリニック北九州に連れてこられた猫ちゃんです。長毛のため分かりにくいですが、スタッフたちがこれまでに見たことがないほど痩せ細っていたそうで、手術後も状態が悪くリターンすることができなかったとのこと。今ではゴハンをきちんと食べられるようになりましたが、人馴れ訓練中で現在里親を募集しているそうです。

今では両目がぱっちり開いた、フサフサの毛並みも美しい猫ちゃんになりました! 早く人になれてずっと暮らせるお家が見つかりますように。

投稿には「すてきな企画!」「この子達が過酷な外の生活から幸せなお家に迎えられて本当に良かったです」「猫はおうちが一番輝けるんやで!!」「多分見ながら号泣しそうな写真集!」などのコメントが寄せられています。
現在作成中の冊子は、完成次第Twitterで告知される予定だそうです。スペイクリニック北九州さんのTwitter(@Spaykitaq)、Instagram(@spayadoption)には、保護された猫ちゃんたちの画像や動画が投稿されています。
また、野良猫の避妊・去勢手術の予約や相談は公式LINEから受け付けており、捕獲器の貸出や捕獲代行についての詳細はWebサイトで確認できます。
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