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KADOKAWAの児童書レーベル・角川つばさ文庫編集部は、7月12日に発売予定だった書籍『七色ギフテッド! 天才だらけ!? 学校生活はがけっぷち!』(著者・深海ゆずは)において、「事実とは異なる誤解を招く表現があることが分かった」として謝罪しました。

同書は、特別な才能を持つ生徒が集められる学校を舞台にした作品。作中では、そうした生徒を「ギフテッド」と呼んでいました。SNS上では、KADOKAWAの児童書ポータルサイト「ヨメルバ」で公開されていた先行連載に対して、「ギフテッド」と呼ばれる子どもたちへの誤解を招くのではないかといった批判の声があがっていました。
「ギフテッド」という言葉は、生まれつき特定のジャンルで特別な才能を持っている人を指して使われます。角川つばさ文庫編集部は、「ギフテッド」について「『天才』と誤解されることもありますが、実際はその才能には、それぞれ個人差があること、またそのために、逆に普段の家や学校での生活などで苦手なことがあり、悩みを抱えていることが少なくありません」と述べ、当該作品では「ギフテッド」に対する誤った認識を招いてしまう可能性があったと説明しています。
「未来ある子どもたちに事実と異なる知識やイメージを伝えることは、あってはならない」とした上で、「編集部の『ギフテッド』と呼ばれる方々に対する認識が足りず、読者のみなさまが『ギフテッド』と呼ばれる方々に対して、誤解をするような表現をしてしまったこと、深く反省しています。あらためて読者のみなさま、著者の深海先生、関係者のみなさまにお詫びいたします」と謝罪しました。
また、「ヨメルバ」上の先行連載を削除し、発売を延期すると発表。「全ての子どもたちにはかならず宝物・長所がある」などの作品テーマを伝えられるよう、刊行に向け作品を見直すとしています。
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