諦めるのはまだ早い。
にわか雨やゲリラ豪雨、台風など夏は意外と雨が多いもの。撥水機能があるから買ったのに、いつの間にか水を弾かなくなっている……そんなあるある現象の解決に役立つ、シンプルな方法を調査しました。

撥水機能を持つ傘やレインコートでは、生地の表面に水をはじく成分が針状になって立っています。この針がたくさん並ぶことにより、生地に直接水がつかず、水滴が転がっていくという仕組みです。

ところが、泥や皮脂などの汚れがついたり、布がこすれたりすると、撥水成分でできた針の林が崩れます。これにより、水が生地に届くようになってしまうのです。

この状況を手軽に改善するには、ドライヤーの熱を当てることが有効です。衣服の場合は、アイロンも使えます。撥水成分の針には熱で立ち上がる性質があるため、熱を加えることによって再び一定方向にそろえることができるのです。
ちなみに、熱処理の前に洗濯をするとより効果が高まります。雨具は「洗うと撥水効果が薄れるのでは?」と思われがちですが、実際には洗濯による生地の傷みよりも汚れがついたまま使い続けるダメージの方が深刻であるため、小まめに洗った方がよいそうです。傘の場合は、使用後に水道水をかける方法が便利です。雨に含まれた不純物をある程度落とすことができます。
なお、長年使いこんだ道具では、撥水加工そのものが弱りすぎて復活できない場合もあります。その際には、市販の撥水スプレーや新しい道具を試してみるのもよいですね。
参考文献
筆者:近藤仁美(こんどう・ひとみ)
クイズ作家。国際クイズ連盟日本支部長。日本テレビ系「高校生クイズ」「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」など、各種媒体に問題を提供する。クイズの世界大会「World Quizzing Championships」では、日本人初・唯一の問題作成者を務める。