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配送トラックのドライバーが体験したギリギリ過ぎるヒヤリハット事案の漫画が2万件を超える“いいね”を集めています。これはゾッとする……。

作者は元トラックドライバーでぞうむしプロ合同会社代表のぞうむしプロ(@zoumushi6)さん。これまでも自身の体験談やドライバー仲間から聞いた話(関連記事)をもとに漫画を描いており、2023年4月にはそれらエピソードをまとめた書籍『トラックドライバーの怪談 FIRST GEAR』が発売されています。
今回の恐怖体験は仲間のドライバーから聞いたもの。ドライバーがコンビニで休憩を終え、再度トラックを動かそうとしたとき、バックモニターに映る子どもたちを発見しました。

安全のため、ドライバーはクルマを降りて子どもたちに声をかけます。離れていく子どもたちを見て「バックモニターが付いててよかった〜」と安堵しました。
次の瞬間、足元でも音がしました。すぐに下を見たところ、なんと車体の下にボールを取りに入った子どもが2人もいたのです。そのまま発進していたら、大惨事になっていたことでしょう。ドライバーは、思わずゾッとしたそうです。気がついてよかった……!

この恐ろしい出来事に、投稿を見た人からは「車体下を見られるカメラが欲しい」「これは怖い……」「もし子供育ったら「絶対に車の下に潜るな」と躾けなければ」といったコメントが寄せられました。
ねとらぼ編集部がぞうむしプロさんにお話をきいたところ、今回の作品は「ヒヤリハットを漫画にすることでドライバーだけでなく歩行者の方に安全啓蒙に繋がれば」という思いで描いたそうです。
ちなみに、ほかにも印象に残っているヒヤリハットについて聞いたところ、仲間から聞いた「フロントグリルの死角におばあちゃんがいた」出来事とのこと。信号待ちの間に、おばあちゃんがフロントグリルを手すりにして道路を横断していたそうで、こちらも肝の冷えるお話です。
今回の漫画は投稿のインプレッションが755万に達したそうで、「たくさんの方に読んでもらえてうれしかったです」「ドライバー、歩行者両方の視点からのコメントがとても興味深かったです」とぞうむしプロさん。「ぞうむしプロとして社会とコミットできるように、これからも物流とトラックの漫画を描き続きますのでよろしくお願いします! ご安全に!!」と意気込みを語っていました。
ちなみに国土交通省では、2023年6月5日に子どもの見落とし事故を防止するため、国連基準を新たに導入すると発表。トラックなどの大型車について運転席から直接視認できる視界の最低量を定めるなど、安全対策を行っています。
作品提供:ぞうむしプロ(@zoumushi6)さん


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