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炎天下の車内に肉を放置して調理する検証動画が、猛暑の恐ろしさをありありと伝えています。これが肉でなくて、生き物だったとしたら……想像することすら恐ろしい。

群馬県の前橋市と高崎市に拠点を置く焼肉店、「ホルモンしま田」のYouTubeチャンネルによる実験。2022年にも同様に肉を蒸し焼きにする動画を公開していましたが(関連記事)、子どもやペットの車内放置による事故が絶えない現状に鑑みて、注意喚起のためにあらためて検証を行ったといいます。
今回は牛・豚・鶏に下味を付け、真空パックして低温調理に。メスティンを使った炊飯も試みています。うまくいけば、牛はローストビーフに、豚はチャーシュー、鶏とご飯はカオマンガイに仕上がる算段です。


決行日は、前橋市の最高気温が38度と予報された日。10時の時点ですでに車内の温度は40度を超え、ダッシュボードに置かれたバットの表面温度は60度に達しています。

熱くなったバットに食材のパックを置いて放置すること約1時間、車内の温度は50度を超え、肉の表面温度は66度に。厚労省の定める加熱条件(中心温度が「75度で1分以上」または「63度で30分以上」の加熱)が満たせるレベルとのことで、調理成功も時間の問題となりました。
※実験は気温の高い日を選定し、新鮮な肉を使うなど、管理を徹底して行っており、むやみに車内へ肉を放置する調理を推奨する意図はないとのこと

メスティンの温度が70度程度にとどまり、炊飯こそムラが出てしまったものの、約4時間30分の放置で肉は無事に仕上がりました。中までしっかり火が通り、おいしくいただけたそうです。



投稿主は最後に、車内放置による事故がなくなるよう願いつつ、「この動画がみなさんの考えるきっかけになってくれたらうれしい」とコメント。動画には「間違っても生き物がいていい温度ではないことが本当によく分かる」と賛辞が寄せられています。

画像提供:ホルモンしま田さん
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