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世界を守る戦隊ヒーロー「ワンオペジャー」の正体は、全員乳幼児を抱えるシングルファーザーだった! 横山了一(@yokoyama_bancho)先生のコメディ漫画、『育児戦隊ワンオペジャー』をお届けするこの連載。前回は子どもの都合で戦えなかったけど、今回は出撃できるのか……?

『育児戦隊ワンオペジャー』は、横山先生のブログでも公開。おまけ漫画付きのKindle版も無料公開中です
その2:シングルファーザー、決裂す?
育児に追われて思うように出撃できない現状を憂い、ワンオペジャーのレッドはメンバーをファミレスに招集。一時保育やシッターなどを利用して、どうにか対策できないものかと提案します。


しかしブラックは、「どんだけ金かかると思ってんだァ?」と不満げ。協力するどころか、「いいよなァ〜実家に子どもを預けられるヤツは……!」とレッドをなじります。
育児環境の違いが生んだ亀裂は、やがて言い争いに発展し、5人の心はバラバラ。実はこの会合、敵の怪人が偵察していたのですが、第1話で戦隊のために心を砕いてくれていた彼も、「このあと襲撃する予定なのに、全力で戦えない」と落胆してしまいます。

ところが、その心配は無用のものとなりました。彼を迎え撃たんと、ワンオペジャーは現れたのです。もっとも、出てきたのは3人だけですが、前回からすれば相当の進歩。一時は解散まで考えたという彼らが見つけた、「全員が納得する方法」とは……?

それは、5人のうち2人が全員の子どもの面倒を見て、残りの3人が戦うというものでした。子どもは無事で親も務めを果たせる、その落とし所に感じ入り、怪人は「本当によかったァァァ!!」と号泣。そのせいなのか単に実力の問題なのか、ワンオペジャーはあっさり勝利し、地球の平和は守られるのでした。
どうにか育児と任務に折り合いを付けた『育児戦隊ワンオペジャー』。その一方で、留守番していたレッドとピンクの絆が深まる新たな展開も? 続きは10月8日、みんなで読もう!

作者:横山了一

1978年生まれ、北海道釧路市出身。2002年に『熱血番長鬼瓦椿』(週刊ヤングマガジン)連載デビュー。妻は漫画家の加藤マユミ(@katomayumi)。妻子との日常を描くエッセイ漫画『きょうの横山家』『出張!きょうの横山家』や、オタクが戦国時代で活躍する『戦国コミケ』など、幅広い作風で知られる。
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