往復約5時間かけて通学していた大学時代を、ポジティブに振り返る投稿がX(Twitter)で注目を集めています。埼玉から神奈川の大学まで通っていた、投稿者の保登宮トオル(@Hotomiya_U633)さんに話を聞きました。

当時の通学定期。埼玉県熊谷市の籠原から東京をまたいで神奈川県横浜市の金沢文庫へ……だいぶ遠い通学路(画像提供:保登宮トオルさん)

その距離117.6キロ。電車に乗っている時間だけで片道2時間20数分ほどかかります(画像はYahoo!路線情報の検索結果)
投稿のきっかけは、Xのハッシュタグ「学生時代やってて良かった事」。保登宮さんはこれに事寄せて、「同意できる人は少ないと思うが、遠距離通学」とつぶやきました。
その経路はというと、埼玉の籠原駅から神奈川の金沢文庫駅までの約117キロ。電車に乗っている時間だけで、片道2時間20数分もかかります。1日は24時間しかないのに、ざっと5時間は通学に持っていかれる……。
それでも「このおかげで生活範囲を大幅に広げられた」と、保登宮さん。ねとらぼ編集部の取材に対し、定期券の圏内に秋葉原が含まれていたため、時間があればふらっと訪れ、知人とショッピングなどを楽しめたと語ります。
また、長距離といえど籠原から始発で乗れることもあり、朝も夜もスマホを眺めるのみならず眠ったり、テスト期間中にはテスト勉強をしたりと、それなりに有効に使えていたとのこと。その一方で、時間的にも体力的にも定期のアルバイトへ通う余裕がなく、金欠になりがちで大変なこともあったそうです。
「同意できる人は少ないと思うが」と前置きしていた保登宮さんですが、投稿は思いの外、多数の共感を呼びました。スレッドには「定期の区間内であちこち行けて、世界が広がった」「社会人になってからの通勤も苦にならなくなった」「移動時間中に勉強した分成績が上がった」など、さまざまな体験談が寄せられています。
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