ドイツで暮らす日本人女性、「プレッシャーが毎回半端ない」と吐露する動画がYouTubeに投稿されました。接客に対する価値観の違いから「サービス砂漠」という言葉で表現されることもあるドイツですが、実際に暮らす人の、生活の中での“たたかい”が想像以上でびっくりします。動画は記事執筆時点で7万6000再生を超えています。

2012年からドイツで暮らしているNobanaさん
投稿者のNobanaさんは、2012年からドイツでの生活をスタートし、2014年にドイツ人男性と結婚。夫と2人の子どもと暮らし、現在はYouTubeチャンネル「ドイツで生きる Nobana」にてドイツでの日常や情報を発信しています。
そんなドイツに移住してもう10年以上になるNobanaさんでも、毎回プレッシャーを感じるというのが、スーパーのレジ。一体どんなものなのでしょうか……?

今回訪れたのはドイツのスーパー「ALDI(アルディ)」

動画ではスーパー内の商品を価格とともに紹介してくれています


購入する商品をレジのベルトコンベアにのせ、自分の番がきたら“戦闘態勢”に入るNobanaさん。店員さんとあいさつを交わしたら、あとは全神経を集中させるレベルで、読み取った商品を素早くカートに入れていきます。ゆっくり入れる時間はないので、ベルトコンベアに並べる際にあらかじめ順番を考えておくのがポイントのようです。途中、早送りになりますが、ポンポンと入れていくテンポが想像以上の速さ……!

ベルトコンベアに商品をのせた様子

素早く入れていくスキルが要求されます
無言でひたすら商品をカートに入れていると、その途中ではやくもお会計の金額を言われます。Nobanaさんはそれにカードでの支払いだと伝えると、カードを機械にかざしながら残りの商品を移すマルチタスクで対応。最後は再び店員さんとドイツ語で「(レシートを)どうぞ。良い1日を」「あなたも良い1日を」「ありがとう、さよなら」と会話を交わしたら戦闘終了です。これは確かに、ぼーっとしているとついていけなくなりそうですね。


同様の体験をした人から共感の声
もちろんスーパーや接客するスタッフによっても変わるようですが、コメント欄ではドイツ在住(または暮らしたことがある)ユーザーから「レジは戦い、分かります(笑)」「レジのプレッシャー、とてもよく分かります!」「思い出すと未だに緊張が蘇ります」などの声が寄せられ、レジで気合を入れるのはドイツ暮らしでの“あるある”のようです。ちなみにセルフレジがあるスーパーもあるそうですが、今回行った店舗にはなかったとのこと(動画公開時点)。

“サービス砂漠”とは言われていますが、あたたかい接客ももちろんあるようです

Nobanaさんが帰宅後に作った料理を見た夫の反応にほっこり
またNobanaさんは動画後半で、インビザライン矯正(マウスピース型矯正装置を使った歯科矯正)で歯並びを治療したことを報告。ドイツでかかった費用は5700ユーロ(現在のレートで換算すると約92万円)だったとのこと。毎日22時間マウスピースを付けるのを1年3カ月続けるのは少しストレスな部分もあったようですが、とても満足が得られる結果になったことを伝えています。
「ドイツで生きる Nobana」のチャンネルでは、ほかにもドイツ料理やドイツ暮らしの楽しいところなどを紹介。日常と情報はInstagram(@nobana.in.germany)でも投稿されています。
動画提供:YouTubeチャンネル「ドイツで生きる Nobana」さん


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